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2024年10月25日 ヨハネスブルグ 内田友理

ザンビア:政府、将来有望な鉱業ライセンスを保持、開発する方針

 2024年10月10日付け各種報道記事によると、ザンビア政府は現在地図を作成しており、その中で有望とされる一部の鉱業ライセンスを保持し、民間投資家を招いてこれらのエリアを開発する方針を示した。ザンビアはアフリカで2番目に大きな銅生産国であり、今後数年で銅生産量を4倍以上に増やす計画を立てているが、この計画達成には複数のプロジェクトを探査段階から生産段階に移行する必要がある。
 同月9日、Kabswe鉱山・鉱物開発大臣は投資促進のため特別目的法人(SPV)を設立し、地図の作成において特定された地域において、このSPV内でライセンスを発行し、パートナーとの商業的合意を進めると発表した。
 同大臣は、国有企業がプロジェクトの権益45%を持つ可能性も示唆している。ザンビアの銅生産量の約3分の2は加First Quantum社や加Barrick Gold社の子会社が占めている。ザンビアの鉱業セクターには、Bill Gates氏が支援する米KoBold Metals社やアラブ首長国連邦International Resources社、中Nonferrous Mining社(中国有色鉱業有限公司)などが投資をしている。

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