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2024年11月13日 シドニー Whatmore康子

豪:Regis Resources社、NSW州McPhillamys金プロジェクトにおいて豪連邦環境大臣の先住民遺産保護宣言を無効とするよう豪連邦裁判所に提訴

 2024年11月7日付け豪州証券取引所(ASX)への発表で、豪Regis Resources社は、同社のNSW州McPhilliamys金プロジェクトの廃滓貯留施設(TSF)建設計画地における豪連邦政府Tanya Plibersek環境・水大臣の先住民遺産保護宣言を無効とするよう、豪連邦裁判所に提訴した。同大臣は同年8月13日、同計画地内にあるBelubula川源流エリアの先住民遺産を保護するためにこの宣言を行った。同宣言は、豪連邦の先住民及びTorres諸島民遺産保護法「Aboriginal and Torres Strait Islander Heritage Protection Act 1984 (ATSIHP Act)」の第10条に基づくもので、同条は、豪連邦環境大臣が先住民またはTorres諸島民の申請に基づき、当該の先住民や島民の歴史的遺産または聖地を破壊や冒涜から保護する宣言を行うことを可能とする。一方同社は、この宣言によって同プロジェクトの持続が困難となったとしている。同社は今回の提訴において同裁判所に対し、同宣言を無効とするほか、同プロジェクトの地元先住民が同源流エリアの先住民遺産を保護するようPlibersek大臣に行った申請を同大臣以外の大臣が再検討するという宣言を望んでいるとしている。

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