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2024年11月26日 リマ 初谷和則

ペルー:政府、手工業的・小規模採掘の正規化を推進する新しい法案(MAPE法)を承認

 2024年11月21日付け現地報道によると、Muchoエネルギー鉱山大臣は、手工業的・小規模採掘正規化法(Ley para la Formalización de la Minería Artesanal y Pequeña Minería、MAPE法)案が閣僚理事会で承認されたと発表した。
 本法案は、手工業的・小規模採掘における火薬使用の規制を強化することが提案されている。具体的には、内務省傘下のSUCAMEC(警備業監督・銃器、弾薬、民需用爆薬管理監督庁)に、火薬類及び関連資材の適切な取得、輸送、保管、使用を保障することを目的とした管理・認可システムの実施権限を与えるものとなっている。
 また、手工業的・小規模採掘のための相互運用システム(SIPMA:Sistema Interoperable de la Pequeña Minería y Minería Artesanal)による管理、労働安全衛生管理監督の委託許容、正規化のインセンティブ(違約金の免除等)も提案されている。
 Mucho大臣は「2024年7月中旬、可能な限り最大のコンセンサスを得ることを目的として、鉱業協会の他、約60の組織、専門家団体に本法草案を提示し、コメントや助言を受けた」と説明、「エネルギー鉱山省は正規化を望む全ての人々に必要な条件を提供する」と言及した。
 なお、REINFO(鉱業合法化登録)の存続については、現在国会のエネルギー鉱山委員会で議論されている。

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