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加:BC州政府、重要鉱物を担当する「鉱業・重要鉱物省」を新設
2024年11月18日、与党の新民主党(NDP)は、同年10月に行われたBC州選挙の結果を受けて新たな閣僚を任命した。その中でクリーンエネルギー大国としてのBC州の強みと、クリーン経済の成長に不可欠な重要鉱物を活用するという州政府のコミットメントを反映し、エネルギー・鉱山・低炭素イノベーション省(Ministry of Energy, Mines and Low Carbon Innovation)は、エネルギー・気候ソリューション省(Ministry of Energy and Climate Solutions)と鉱業・重要鉱物省(Ministry of Mining and Critical Minerals)という別々の省に分けられた。
初代の鉱業・重要鉱物大臣としてJagrup Brar氏が任命された。同氏は鉱業及び重要鉱物プロジェクトに関する州戦略の推進を担当するとともに、今後数年間で建設の開始を目指す重要鉱物プロジェクト17件の監督及びサポートを行い、またBC州鉱物資源保有法(Mineral Tenure Act:MTA)の改定を進める。同氏は以前に貿易担当大臣(Minister of State for Trade)を務めていた。
現地報道によると、今回の新設は鉱業界より好意的に受け止められている。Association of Mineral Exploration(AME)のCEOは、鉱業界からの提言をBC州政府が実行に移し始めたとコメントしており、またMineral Association of BC(MABC)の社長兼CEOも、州政府の鉱業へのコミットメントを示すものであり許認可のスケジュールを縮めることができるとの見解を示している。