ボリビア：リチウム公社（YLB）、中CBC社とリチウム直接抽出事業に係る契約を締結

　2024年11月26日付けリチウム公社（YLB）の発表によると、大統領府にてArce大統領、Choquehuanca副大統領、Gallardo炭化水素エネルギー大臣ら出席の下、YLBと中CBC社（Hong Kong CBC Investment Limited）は、Uyuni塩湖（Potosí県）での炭酸リチウム生産に関する業務契約（contrato de servicios）を締結した。
　本契約により、残留かん水から10千t/年のバッテリーグレードの炭酸リチウムを生産するプラント、および井戸から汲み上げられるかん水から25千t/年の炭酸リチウムを生産するプラントの最終エンジニアリング設計、建設、操業を進めることが可能になる。両プラントともリチウム直接抽出技術（DLE）を導入し、80％の回収率を達成する。総投資額は1,030mUS$にのぼる。
　YLBはプラントの所有権と51％の権益を確保し、商業化の独占権と責任を有する。CBCは自社の技術に基づき、コストとリスクを負ってプラントを建設する。
　YLBが炭酸リチウム生産を目指し外国企業と締結した契約は、2024年9月の露Uranium One Groupとの契約に続き本件が2件目となる。これらの契約は、承認を求め今後議会に提出される。