ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- リチウム
豪:Global Lithium社、中国系企業関係者の役員就任案に関して豪連邦Takeovers Panelの介入を申請
2025年1月10日付けの豪州企業の買収に関する係争を取り扱う豪連邦政府機関Takeovers Panelのメディアリリースによると、豪Global Lithium社が中国企業関係者からの役員就任案に関し同機関に介入を申請した。同社は同社役員であるDianmin Chen氏とその関係者が2024年2月以降、同社の株式を30~40%へと増やし同社役員会の支配権を得ようとしていること、およびこれらの増株が豪連邦会社法「Corporations Act 2001」に抵触すると主張している。同社は、この申請の背景に、同社株式を保有する中国系不動産企業Sincerity Development社が自社の所有者であるLiaoliang Zhu氏をGlobal Lithium社の役員とするよう提案したこと(2024年11月27日付 ニュース・フラッシュ:連邦財務省、中国系企業関係者のGlobal Lithium社役員就任が外国買収法に抵触するかを検討中参照)があるとしている。Global Lithium社はこの提案が決議されれば同社のWA州Mannaリチウムプロジェクトの所有権に深刻な懸念が生じるとし、株主総会を2024年11月20日に開く予定であったが、2025年2月14日に延期した。Global Lithium社はTakeovers Panelへの申請においては、Chen氏とその関係者が保有するGlobal Lithium社株式のうち30.03ポイントを18か月以内に売却するなどの命令を下すよう願い出ている。


