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2025年1月17日 シドニー Whatmore康子

豪:豪州地質調査所、NSW州地質調査所との共同調査でNSW州のTumutや西部にて高濃度の天然水素やヘリウムの発生を発見

 2025年1月14日付けの豪連邦政府メディアリリースによると、豪州地質調査所(Geoscience Australia)が、NSW州地質調査所(Geological Survey of New South Wales)と共同でNSW州で行った調査において、Tumutや同州西部に高濃度の天然水素やヘリウムが発生しているという結果を得た。両地質調査所は既存の地質情報を使用して水素やヘリウムの発生に関する概念的地質モデルを作成し、Tumut、Mildura、Broken Hillの290か所で12か月間に321個の土壌ガスサンプルを地下1mの場所で採取して分析を行った。その結果、これらのサンプルで測定された水素やヘリウムの濃度は前者が最大309.5ppm、後者が最大35.3ppmとなり、豪州地質調査所がこれまでにWA州や海外で行った土壌ガス中の水素またはヘリウムの濃度調査の結果に匹敵またはそれ以上の数値となった。豪州地質調査所はTumutやNSW州西部の地下で高濃度の天然素が発生する理由について、第1鉄と水の流体岩石相互作用(fluid-rock interaction)による酸化還元(redox)が主に関連するのではとしている。同報告は以下のリンクでダウンロード可能である:
https://d28rz98at9flks.cloudfront.net/149687/149687_00_2.pdf

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