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メキシコ:米USAC、Maderoアンチモン製錬所の再稼働に向け修繕を計画
2025年1月23日付け業界紙報道によれば、United States Antimony Corporation(以下、USAC)は、Coahuila州に保有するMaderoアンチモン製錬所の再稼働を計画しており、ニュースリリースにて現状が次のとおり報告された。
同社は2025年1月中旬にMadero製錬所にて運転状況と改善項目の評価を実施した。同製錬所は大型炉3基と小型炉14基を有し、これらのうち少なくとも6基が今後30日間に亘って修理および改善が行われる予定で、作業項目にはエアーコンプレッサー、換気システム、傾斜炉等の修理・交換が含まれる。投資額は1mUS$未満と試算され、初期計画による鉱石処理量は約100t/日とされている。
Madero製錬所は、USACが以前メキシコに保有していた鉱山からのアンチモン原料鉱石の供給が不足したことから、2024年3月に閉鎖されていた。その後同社は、2024年12月に豪州およびタイの2社との間でアンチモン鉱石の購入契約を結んだことを発表している。両国からの鉱石は2025年3月にManzanillo港に到着する見込みで、Madero製錬所で処理される。
