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豪:連邦環境保護・生物多様性保全法の修正法案、WA州の首相や鉱業団体が異議を唱える
2025年1月30日付けの地元メディアによると、豪連邦の環境保護・生物多様性保全法「Environmental Protection and Biodiversity Conservation Act 1999」(EPBC法)の修正法案「Nature Positive (Environment Information Australia) Bill 2024」に、WA州Roger Cook首相やWA州鉱物エネルギー会議所(CMEWA)が異議を唱えている。同法案は、10年ごとに行われるEPBC法の見直しに基づき策定されたもので、豪州における新たな環境保護基準「National Environmental Standard」の設定や、環境法への抵触を取り締まる独立機関Environment Protection Australia(EPA)の設置などが盛り込まれている。CMEWAは同法案に関し、EPAが連邦政府機関ではなく第三者の独立機関となることや広域な権限が与えられることに懸念を示しており、これらの修正を行うよう連邦政府に提言している。また、WA州Cook首相はCMEWAの提言などを背景に「EPAの設置はWA州の鉱業に打撃を与えるものである」とし、同法案へのロビー活動を行うと述べた。WA州政府は連邦政府と同じく労働党政権である。


