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- 鉱種:
- その他 リチウム
豪:連邦Takeovers Panel、Global Lithium社の中国系企業関係者の役員就任案に関する介入要請を却下
2025年2月11日付けのメディアリリースで、豪州企業の買収に関する係争を取り扱う豪連邦政府機関Takeovers Panelは、豪Global Lithium社による中国系企業関係者の役員就任案に関して同機関の介入の申請を却下したことを発表した。同社はこの申請を同年1月9日付けで同機関に提出し、同社の中国系企業関係者の持株率が2024年4月以降に30~40%へと急増し、2025年2月13日に行われる同社の株主総会での投票に何らかの影響を及ぼすのではないかということ、これら関係者達の間に未開示のつながりがあるのではないかということが「unacceptable circumstance(容認し難い状況)」であるとして介入を要請していた(2025年1月16日付 ニュース・フラッシュ:Global Lithium社、中国系企業関係者の役員就任案に関して豪連邦Takeovers Panelの介入を申請参照)。一方、Takeovers Panelは、豪連邦会社法「Corporations Act 2001」の第657条C(3)(b)に基づき、Global Lithium社はこの申請をunacceptable circumstanceが生じてから2か月以内に申請を行うべきであったとして却下の判断を下したとしている。Global Lithium社によると、2025年2月14日、前日13日に開かれた株主総会で既存役員のDianmin Chen氏、同社株式を保有する中国系不動産企業Sincerity Development社の所有者Liaoliang Zhu氏、中Sinosteel社(中鋼集団)のXiaoxuan Sun前社長の3名が役員に選出された。


