ペルー：Southern Copper社、2024年業績やプロジェクト進捗について報告

　2025年2月11日、Southern Copper社は2024年第4四半期レポートにて、2024年の純売上高は、銅やその他副産物の売上量増加と価格上昇等を要因として過去最高の約11.43bUS$、純利益は前年比39.2％増の約3.38bUS$であったと報告した。また銅生産量は約974千t（前年比6.9％増）で、ペルー事業（同10.7％増）とメキシコ事業（同4.3％増）が増加に寄与したと説明した。
　Tia Maria銅プロジェクト（Arequipa州）のCAPEXは見直しを行った結果、1.8bUS$に増加した旨明らかにした。また2025年には鉱山建設開始を開始し、まずは鉄道敷設やアクセス道、仮設キャンプ地建設等に着手する計画を示した。
　Los Chancas銅プロジェクト（Apurimac州）ではプロジェクトエリアからの違法採掘事業者排除に向けた政府との調整が続いており、違法事業者の退去完了後、環境許認可取得に向けた手続きや40,000mのインフィル試錐、水文地質調査や地盤工学調査を開始する方針を明らかにした。
　Michiquillay銅プロジェクト（Cajamarca州）では、2024年末までの探鉱プログラムの進捗状況は35％で、合計148,000mの試錐計画のうち約140,000mを実施したと報告した。2025年は試錐継続のほか、水文地質調査や地盤工学調査、冶金試験に取り組む旨明らかにした。