ニュージーランド：ニュージーランド政府、クリティカルミネラル・リストを発表

　2025年1月31日付けのメディアリリースで、ニュージーランド政府は、ニュージーランドのクリティカルミネラル・リストを発表した。このリストは、同政府が調査・コンサルティング企業Wood Mackenzie社に委託して行った調査に基づき作成され、2024年9月に草案が発表された（2024年9月20日付 ニュース・フラッシュ：クリティカルミネラル・リストの草案を発表参照）。同政府は同リストに挙げる鉱物を、（1）現在ニュージーランドで生産される鉱物、（2）今後ニュージーランドで生産される可能性のある鉱物、（3）ニュージーランドでは需要があるが生産されておらず、国内では生産能力が低いとされるまたは発見されていない鉱物、の3種類に分類しており、以下がその一覧である。同リストに含まれる鉱種は草案に挙げられた35鉱種に加え、金と原料炭の合計37鉱種である。同政府は、金と原料炭を同リストに追加した理由を、これらの2鉱種が同政府の鉱物戦略「Minerals Strategy for New Zealand」で掲げられる「ニュージーランドの鉱物輸出額を2035年までに3bNZ$と2023年（1.46bNZ$）の約2倍とする」という目標を達成するために重要であるためとしている。