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メキシコ:鉱業部門推進を目的とする新たな規制枠組みを策定中
2025年3月4日、業界紙はSheinbaum政権下で2025年6月を目途に鉱業部門の新たな方向性が示されるとの見通しを報じた。
経済省のFernando Aboitiz採掘活動調整ユニット長は、2025年3月2~5日にTorontoで開催されるProspectors & Developers Association of Canada Convention(PDAC)に出席し、現在メキシコ政府が取り組む鉱業政策について発表した。その中で、政府はメキシコ鉱業会議所(CAMIMEX)と協同し新たな規制の枠組みを策定中で、2025年6月までに明確になるとの見込みが語られた。
メキシコの鉱業部門はここ数年間、政策転換や各種手続きの遅延、規制の不透明性といった困難に直面している。一方で、Aboitizユニット長は、これらの問題解決が現政権にとっての優先事項であることを認めた。また、露天採掘禁止を目的とする改正については、現時点では審議が進展することはないと断言した。
さらに、現政権は新規鉱業プロジェクトの推進に献身的に取り組んでおり、今後数か月以内に複数の主要プロジェクトに対する許認可の付与が予定されていると明かされた。また、2023年の鉱業法改正により、民間企業による探鉱はメキシコ地質サービス庁と協力協定を交わすことが義務付けられているが、政府は民間パートナーシップ(PPP)モデルを策定中で、民間企業が活動を主導し、政府が規制支援と監督を提供することが想定されているとのことである。
