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豪:連邦政府、Quantum Graphite社とSunlands Energy社のSA州Eyre Peninsulaグラファイト・ハブを大型プロジェクトに指定
2025年3月4日付けの豪州証券取引所(ASX)発表で、豪Quantum Graphite社は、同社が豪Sunlands Energy社とSA州で共同実施するEyre Peninsulaグラファイト・ハブが、豪連邦政府の大型プロジェクト「Major Project」に指定されたことを明らかにした。Major Projectは「国家的な重要性を持ち、CAPEXが50mA$で十分な財源があり商業的に実行可能であるが、豪連邦政府の複雑な規制や認可プロセスが課題であるプロジェクト」と定義される。同プロジェクトは、Quantum Graphite社の同州Uley 2グラファイトプロジェクト(2022年5月27日付 ニュース・フラッシュ:Quantum Graphite社、SA州Uley 2グラファイトプロジェクトにおいてスイスMRI Trading社と5年間のオフテイク契約を締結参照)で生産されるフレークグラファイトを原料にSunlands Energy社の技術「Sunlands Pure」を用いて純度99.9%の精製グラファイトを100千t/年生産、同じくSunlands Energy社の技術を用いて長期エネルギー貯蔵(LDES)が可能な熱エネルギー蓄電池(TES)を製造する。両社はグラファイト精製を米SC州に建設予定の施設と統合的に行うことを計画しており、米国輸出入銀行(EXIM)に300mUS$の融資を申請しているが、Major Projectに指定されたことが融資申請の大きな支援となるとしている。
