豪：連邦政府、低炭素液体燃料産業の促進に250mA$を「Future Made in Australia Innovation Fund」から拠出へ

　2025年3月6日付けのメディアリリースで豪連邦政府は、低炭素液体燃料（LCLF）産業の促進基金として、総額250mA$を1.7bA$枠の基金「Future Made in Australia Innovation Fund」から拠出することを発表した。同基金は、同政府の脱炭素推進イニシアティブ「Future Made in Australia」で優先産業に指定されたLCLF、エネルギー移行に貢献するグリーンスチールやアルミニウムなどの「グリーンメタル」、クリティカルミネラル、再生可能エネルギー水素、クリーンエネルギーの6分野に直接関連する革新的技術や施設を対象に、豪連邦政府機関の豪州再生可能エネルギー機構（Australian Renewable Energy Agency：ARENA）から給付される。また、同政府は持続可能な航空燃料「SAF」の助成イニシアティブとして「Sustainable Aviation Fuel Funding Initiative」も実施しており、これまで総額33.5mA$の助成金をQLD州のBundabergやTownsvilleのLCLF製造施設を含む5件のプロジェクトに給付している。