キリバス：政府、中国政府と深海鉱物採掘に関する相互協力についての協議を開始

　2025年3月17日付けのメディアリリースでキリバス政府は、中国政府とキリバス海域に賦存する深海鉱物の探査に関する協力可能性について協議したと発表した。キリバス政府は同月13日、同政府の運営するMarawa Research and Exploration社を通じて在キリバスZhou Limin中国大使と対談し、同海域における深海鉱物の持続可能な探査に関する協力可能性について協議した。キリバス政府は国際海底区域においても北太平洋、メキシコ湾、ハワイの間に位置するClarion-Clipperton海域（CCZ）の探鉱権をMarawa Research and Exploration社を通じて加The Metal Mining社と締結した協力協定に基づき保有していたが、2025年1月に同社との合意の下この協定を終了した。また、国際海底機構（ISA：International Seabed Authority）は国際海底の鉱物採掘に関する規則を2025年7月に策定する予定である。