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加:BC州政府、鉱区申請の段階でファーストネーションと協議を行うシステムを導入
2025年3月26日付けBC州政府プレスリリースによると、BC州は鉱区申請の段階からファーストネーションとの協議を行う鉱区のコンサルテーション・フレームワーク(Mineral Claims Consultation Framework:MCCF)を導入することを発表した。これは伝統的領土において鉱区の申請が行われる場合、その先住民族コミュニティとの協議を保証する制度に変更するよう2023年にBC州最高裁が同州政府に命じたことを受けたものである。従来は、探査の許認可の段階からファーストネーションとの協議が行われていた。(2023年10月3日付 ニュース・フラッシュ:BC州最高裁、同州の鉱区申請制度は先住民族の権利を侵害しているとの判決参照)。
鉱区申請者は従来と同じくオンラインシステム(Mineral Titles Online:MTO)で鉱区の申請を行うことができるが、申請書が受理されると州政府の職員が該当するファーストネーションと協議を行うこととなった。それに基づき協議義務が果たされているかが検討されるとともに、鉱区申請に対する審査も行われる。全ての結果はMTOで公表されることにより、公正かつ透明なプロセスを維持することが保証される。


