英：Anglo American、2024年の生産実績等を公表

　2025年2月6日付けのプレスリリースによると、Anglo Americanは2024年の生産実績等を公表した。2024年第4四半期の生産量は、銅が前年同期比14％減の198千t、ニッケルが同10％減の10.0千t、PGMが同6％減の876千oz、マンガン鉱石が同12％減の742千tであった。銅の生産量減少は、チリLos Bronces鉱山の計画的閉鎖と同Collahuasi鉱山の品位低下予測を反映したものである。PGMの生産量減少は、2024年9月1日より南アKroondal鉱山からの100％精鉱購入から4Eトールアレンジメント（tolling arrangement）への移行により、精鉱の数量が減少したことによるものである。ニッケルの生産量減少は、計画的な低品位鉱石の使用によるものである。
　これを受けた2024年通年の生産量は、銅が前年比6％減の773千t、ニッケルが同2％減の39.4千t、PGMが7％減の3,553千oz、マンガン鉱石が38％減の2,288千tであった。
　2025年の生産ガイダンスについては、銅が690～750千t、ニッケルが37～39千t、PGMは3.0～3.4百万ozとしている。