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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2025年4月16日 シドニー Whatmore康子

豪:CZR社のRobe Mesa鉄鉱石プロジェクトを巡り、Rio Tinto・三井物産連合とFenix Resourcesが取得提案

 2025年4月11日付けの豪州証券取引所(ASX)リリースによると、CZR Resources社が保有するWA州Robe Mesa鉄鉱石プロジェクトの一部鉱区について、Rio Tintoと三井物産が総額75mA$で現金取得する提案を行った。本提案は、同プロジェクトにおける採掘リース(M08/519、M08/533)および探鉱区(E08/1060、E08/1686、E08/2137)を対象としており、Rio Tintoの子会社であるNorth Mining社、Rio Tintoが60%、三井物産の豪州拠点子会社Mitsui Iron Ore Development社が40%の権益を保有するRobe River Mining社、Mitsui Iron Ore Development社の3社が共同で提示したものである。一方、豪Fenix Resources社は2025年2月、CZR社の発行済株式の最大100%を、1株あたり自社株0.85~0.98株で取得する買収提案を行っている。Fenix社によるこの提案の評価額は約71mA$とされている。ただし、CZR社がRio Tintoおよび三井物産の提案を受け入れるかどうかの判断期限である2025年4月17日までの間、Fenix社はCZR社と締結した入札実施協定(BIA)に基づき、買収条件を引き上げた再提案を行うことが可能である。CZR社は現時点で、Rio Tintoと三井物産による買収提案が現金によるものである点などを理由に、より有力な選択肢と評価している。

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