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ニュース・フラッシュ

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2025年4月18日 バンクーバー 佐藤すみれ

メキシコ:加Fortuna Mining社、San José銀・金鉱山売却を完了

 2025年4月14日付けニュースリリースにて、加Fortuna Mining社は、メキシコの現地法人Minera Cuzcatlán社の全権益を、ペルーのJRC Ingeniería y Construcción社(以下JRC)に対し売却完了したと発表した。JRCはMinera Cuzcatlán社の買収を通し、Oaxaca州のSan José銀・金鉱山の全権益を取得した。
 本資産の売却に関し、Minera Cuzcatlán社は2025年1月、メキシコのMinas del Balsas社に対し売却することで合意したと発表していた。しかしながら、業界紙が得た情報によれば、同社は辞退したとされる。
 JRCは、Fortuna Mining社に対し6.5mUS$の支払いおよび、運転資本と未収還付税を合わせた約1.2mUS$を支払い、Minera Cuzcatlán社の全発行済株式を取得した。Fortuna Mining社は、一定の条件が満たされた場合に最大約8.3mUS$を受け取る権利を有するほか、同鉱山のNSRロイヤルティ1%を受領する。
 Fortuna Mining社リリースによれば、同社は13年間に渡ってSan José鉱山の建設・拡張・運営を行い、同鉱山を世界12大銀鉱山のうちの1つに発展させた。2024年12月には、操業コストの上昇と埋蔵量の枯渇を理由にケア&メンテナンス体制に置き、非中核事業として売却プロセスが進められていた。

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