ペルー：Southern Copper社、2025年第1四半期業績、プロジェクト進捗状況等

　Southern Copper社は、2025年第1四半期の純売上高は約3.12bUS$（前年同期比20.1％増）、純利益は約0.95bUS$（28.5％増）であったと報告した。また銅生産量は約242千t（0.6％増）で、この増加の多くがToquepala銅鉱山（Tacna州、11.6％増）による。
Tia Maria銅プロジェクト（Arequipa州）では2025年3月末までに鉱山建設第1フェーズにおけるアクセス道やプラットフォームの設置の進捗が61％で、仮設キャンプ地の建設等も進めていると報告した。
　Los Chancas銅プロジェクト（Apurimac州）では2025年2月のTirapaoコミュニティの土地約3千haの購入は、プロジェクトにとって重要な前進であったと報告した。一方で3月半ばにMazopampaやPatahiasキャンプ地が違法鉱業グループから襲撃・放火を受け、機材や設備が損傷を受けたほか、プロジェクトエリアからの違法鉱業従事者75名の排除に向けて当局との調整を行いつつプロジェクト開発を継続していくと報告した。
　Michiquillay銅プロジェクト（Cajamarca州）では探鉱プログラムの進捗は39％で、合計148千mの試錐計画のうち145.9千mを実施した。また水文地質調査や冶金試験を開始したと報告した。