その他：ILZSGの鉛需給予測、2025年は82千tの供給過剰

　2025年4月24日、国際鉛亜鉛研究会（ILZSG）がポルトガルLisbonで開催され、鉛の2025年需給予測について協議が行われた。その結果、鉛の需給バランスは82千tの供給過剰と予測した。
　供給面では、鉛鉱石生産量を対前年比2.3％増の4.62百万tと予測した。中国、メキシコ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、アイルランド、ロシアなどでの増産が見込まれる。
　また、鉛地金生産量について、対前年比1.9％増の13.27百万tと予測した。中国、インド、メキシコ、米国で増加する一方、欧州と韓国では減少すると見込まれる。
　需要面では、鉛地金消費量を対前年比1.5％増の13.19百万tと予測した。米国、欧州、中国、ブラジル、インド、日本で増加する一方、韓国では減少すると見込まれる。