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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛
2025年5月12日 ロンドン ボネット佳林

その他:ILZSGの亜鉛需給予測、2025年は93千tの供給過剰

 2025年4月24日、国際鉛亜鉛研究会(ILZSG)がポルトガルLisbonで開催され、亜鉛の2025年需給予測について協議が行われた。その結果、亜鉛の需給バランスについて、2025年は93千tの供給過剰と予測した。
 供給面では、亜鉛鉱石生産量を対前年比4.3%増の12.43百万tと予測した。豪州、中国、メキシコ、DRコンゴのKipushi鉱山やペルーのAntamina鉱山での増産が見込まれる。欧州では、ボスニア・ヘルツェゴビナのVares鉱山やロシアのOzernoye鉱山、アイルランドのTara鉱山において生産量の増加が見込まれる一方、米国では減少が見込まれる。
 また、亜鉛地金生産量を対前年比1.8%増の13.73百万tと予測した。中国やノルウェーのOdda製錬所拡張などで生産が増加する一方、イタリア、韓国、日本では一部製錬所の閉鎖や操業停止の影響により減少すると見込まれる。
 需要面では、亜鉛地金の消費量を対前年比1.0%増の13.64百万tと予測した。中国、ブラジル、インド、トルコで増加する一方、韓国では減少が見込まれる。

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