ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- 銅
その他:ICSGの銅需給予測、2025年は289千t、2026年は209千tの供給過剰
2025年4月25日、国際銅研究会(ICSG)がポルトガルLisbonで開催され、銅の2025年及び2026年需給について協議が行われた。その結果、銅の需給バランスについて、2025年は289千t、2026年は209千tの供給過剰と予測した。
供給面では、銅鉱石生産量について、2025年は対前年比2.3%増、2026年は同2.5%増と予測した。DRコンゴのKamoa鉱山の拡張、モンゴルのOyu Tolgoi鉱山の拡張、ロシアのMalmyz鉱山の操業開始などが生産増を支える一方、豪州、インドネシア、カザフスタンでの減産で一部相殺される。
銅地金生産量については、2025年は対前年比2.9%増、2026年は同1.5%増と予測した。中国の生産能力拡大やインドネシア、インド、DRコンゴなどでの新設製錬所稼働が主な増加要因となる。
需要面では、銅地金消費量について、2025年は対前年比2.4%増、2026年は同1.8%増と予測した。中国及びインドでの需要増加に加え、クリーンエネルギーや都市化、デジタル化の進展が長期的な需要を支えるとしている。
