ペルー：La Granja銅プロジェクト、2028年のFS完成目指す

　2025年5月8日、ペルー鉱業技師協会（IIMP）の発表によると、同協会主催のイベントproEXPLOで講演した加First Quantum Minerals社のGalvez地質技師は、La Granja銅プロジェクト（Cajamarca州）で2028年のFS完成を目指している旨明らかにした。
　同社は2023年に本プロジェクトの権益55％を取得以降、大規模な試錐や地質の再解釈に取り組み、銅や亜鉛、モリブデン等の戦略的鉱物の分布のほか、最大の課題の1つであるヒ素の特性に関する理解を深めるための地質モデル更新を行ったと説明した。
　また地質的再解釈の結果、本プロジェクトはポーフィリー・スカルン・浅熱水性鉱床が重なり合ったシステムであり、複雑に連続する貫入岩・熱水角礫岩・スーパージーンの富化帯が特徴であると説明した。