DRコンゴ：情勢不安でタンタル石価格が2年ぶり高値

　2025年5月6日の報道によると、DRコンゴ東部の紛争により、電子・航空産業向け鉱物であるタンタル石の供給が混乱し、欧州市場で価格が2年ぶりに100～105US$/lbへと上昇。正規ルートでの調達が困難となり、多くの製錬業者はブルンジやモザンビークなどからの輸入に切り替えたが供給量は限られ、価格はさらに上昇。DRコンゴとルワンダは世界のタンタルの58％以上を生産する。米Trump大統領のアフリカ担当上級顧問であるMassad Boulos氏は、DRコンゴとルワンダがDRコンゴ東部での戦闘終結を目指す和平案を提出したと述べた。この和平プロセスは、西側から数b$規模の投資を呼び込む狙いがあるといわれている。