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豪:連邦King資源大臣、クリティカルミネラル戦略的備蓄制度の構想を公表
豪連邦のMadeleine King資源・北部豪州担当大臣は、2025年5月21日にPerthで開催されたAustralian Financial Review紙主催の鉱業サミット「Australian Financial Review Mining Summit」において、連邦政府が構想するクリティカルミネラル戦略的備蓄制度(Critical Minerals Strategic Reserve)について講演を行った。同大臣が明らかにした当該制度の概要は以下のとおりである。
- 1.背景
- クリティカルミネラルは、恣意的な輸出規制や禁止措置の対象となっており、近年では中国がレアアース、タングステン、グラファイトの輸出を制限したほか、ゲルマニウムやガリウムの輸出を禁止した例がある。
- また、これらの鉱物は価格操作の対象となりやすく、西側諸国の生産者が市場から締め出される事態もしばしば発生している。
- 2.目的
- クリティカルミネラルの豊富な資源国としての豪州の強みを活かし、貿易制限や市場混乱に際しても安定供給を確保する体制を構築する。
- 3.制度の主な機能
- 連邦政府が、国内で産出されるクリティカルミネラルを購入・保有・売却できる権限を有する。
- 必要に応じて、小規模かつ短期間の備蓄を構築する。
- オフテイク契約を通じ、戦略的観点から優先度の高い鉱物の供給先を確保する。なお、これら契約への参加は産業界にとって任意である。
- 4.今後の動き
- 官民の関係者から成るタスクフォースを立ち上げ、以下を含む制度設計の詳細を策定する予定である:
- 政府が提示するオフテイク契約価格の範囲
- 備蓄の機能や構造
- 備蓄拠点の候補地


