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豪:GlencoreのQLD州のMount Isa銅製錬・Townsville精錬所が資金繰り悪化で閉鎖の危機、政府と財政援助を協議も
2025年7月24日付けの地元メディアによると、GlencoreはQLD州のMount Isa銅製錬所およびTownsville精錬所において、資金繰りの悪化により閉鎖の危機に直面している。同社は、これらの製錬・精錬施設ではTC/RC(Treatment Charge / Refining Charge:製錬・精錬費)の大幅な下落を受け、今後7年間で総額2.2bA$の損失が発生すると見込んでおり、過去5か月にわたりQLD州政府および連邦政府と財政的支援に関する協議を継続してきた。しかしながら、2025年7月23日付けの報道によれば、同社は製錬所および精錬所の従業員に対し、「QLD州政府から提示された支援額は予想を大きく下回るものであり、今後の雇用喪失に備えるように」との通達を行ったとされる。同報道によると、QLD州政府はGlencoreに対して最大150mA$相当の援助策を提示したものの、これらは課税繰延措置等の間接的支援に限定されており、現金支給は含まれていない。州政府はまた、近年Glencoreが株主に対して2.2bUS$(3.35bA$)を還元したことを踏まえ、「無条件の支援(白紙小切手)には応じられない」との立場を維持している。一方、連邦政府は現時点で具体的な財政措置を講じておらず、「Mount Isa製錬所およびTownsville精錬所の状況については注視を継続しつつ、QLD州政府と連携して最善の解決策を模索する」とする方針を表明するにとどまっている。こうした中、連邦政府のSusan McDonald影の資源・北部豪州担当大臣(QLD州自由国民党)は、同政府に対し「銅を豪州の重要鉱物(クリティカルミネラル)リストに追加すべきである」と提案している。同氏によれば、銅が当該リストに指定されれば、Mount Isa製錬所・Townsville精錬所は連邦政府の融資制度、すなわちFuture Made in Australia Innovation FundやNorthern Australia Infrastructure Facility(NAIF)等へのアクセスが可能となり、事業継続に向けた支援が現実的となる、との見解が示されている。


