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- 亜鉛
その他:ILZSGの亜鉛需給予測、2025年は85千t、2026年は271千tの供給過剰
2025年10月9日及び10日、国際鉛亜鉛研究会(ILZSG)がポルトガルLisbonで開催され、亜鉛の2025年及び2026年の需給予測について協議が行われた。その結果、亜鉛の需給バランスについて、それぞれ85千t、271千tの供給過剰と予測した。
供給面では、亜鉛鉱石生産量を2025年は対前年比4.6%増の12.51百万t、2026年は同2.4%増の12.80百万tと予測した。欧州、南ア、中国、メキシコ、DRコンゴのKipushi鉱山やペルーのIskaycruz鉱山の操業再開による増加等が見込まれる。
また、亜鉛地金生産量を2025年は対前年比2.7%増の13.80百万t、2026年は同2.4%増の14.13百万tと予測した。中国やノルウェーのOdda製錬所拡張等の要因で生産が増加する一方、イタリア、韓国、日本では一部製錬所の閉鎖や操業停止の影響により減少すると見込む。
需要面では、亜鉛地金の消費量を2025年は対前年比1.1%増の13.71百万t、2026年は同1%増の13.86百万tと予測した。欧州、中国、インドで増加する一方、韓国では減少が見込まれる。


