ペルー：Las Bambas銅鉱山、非合法採掘により90千tの銅資源を損失

　2025年10月8日付け報道によると中MMG社 はBloombergに対して、Las Bambas銅鉱山鉱区内で非合法的に採掘された銅は過去15年間で約90千tに上り、このうち約3割が銅価格の高騰を受けて直近2年間で採掘されたとの見方を明らかにした。
　また損失した資源はLas Bambas銅鉱山全体の資源量の1％以下であるものの、非合法採掘が行われるSulfobamba鉱床における資源量の約7％に相当するほか、同社は2030年半ばから本鉱床の生産を開始する計画であり、採掘を行うPampuna先住民コミュニティ住民に対して既に100件以上の告発を行った旨明らかにした。
　なお、Pampunaコミュニティは本エリアの地権者であるが、鉱業権者ではなく採掘の許認可は有していない。