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2025年11月4日 リマ 小嶋吉広

ペルー:国会エネルギー鉱山委員会、鉱業合法化登録(REINFO)延長法案を審議

 2025年10月24日国会エネルギー鉱山委員会は臨時会合を開催し、鉱業合法化や同登録(REINFO)の期限を26年末まで延長すること等を定める法案を審議した結果、現法案には検討改善の余地があるとの意見が多数派となり、政府や業界団体等が参加するワーキンググループを立ち上げ審議継続することが決議された。現行法に基づく合法化やREINFO期限は2025年末であり、Boluarte前政権は期限延長をしない方針であったが、新政権は未だ明確な方針を示していない。このような中、10月20日から非合法鉱業団体が国会前でデモ抗議を実施し、急遽本法案の審議が開始された。しかし本法案は2025年6月にREINFOから除外された約5万件の再登録、2026年末までのREINFO除外手続きの停止、合法化途上の業者に対する刑事責任免除など、現状維持のみを目的とし合法化の促進や違法鉱業問題の解決策が何ら含まれていないとする指摘が相次ぎ、法案の修正を含めた審議が継続されることとなった。
 なお、REINFOの代替制度となる予定の小規模零細鉱業鉱業(MAPE)法案の審議は進んでいない。

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