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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ジスプロシウム テルビウム ネオジム プラセオジム レアアース/希土類
2025年12月10日 バンクーバー 武市知子

加:米REalloys社とSRC、北米初の商業規模の重希土類生産を確立するためパートナーシップ契約を締結

 2025年12月8日付けのプレスリリースによると、米REalloys社はSaskatchewan Research Council(SRC)とパートナーシップ契約を締結した。SRCはSK州でレアアース処理施設(Rare Earth Processing Facility)の重希土類の精製能力の拡大事業を進めており、REalloys社は同施設に約21mUS$を出資して、その増産された年間生産量の80%を長期に渡り引き受ける権利を確保したという。米政府は防衛や国家安全保障分野において国内や同盟国から重要資材を調達することを求めており、同社は今回のパートナーシップにより、商業規模で中国との繋がりが一切ない、北米初の重希土類サプライチェーンが確立されることになるとしている。
 SRCの拡張施設は2027年初頭に重希土類のフル生産を開始する予定で、モナザイトの処理やAIで管理された希土類元素の分離、先進的な金属製錬システムを備え、ジスプロシウム(Dy)やテルビウム(Tb)、ネオジム・プラセオジム(NdPr)を含む重希土類元素の抽出や精製事業に特化している。SRCの重希土類(Dy及びTb)の処理能力は約300%増加するとともに、軽希土類(NdPr)の処理能力は50%向上する見込みで、フル稼働時には最大30t/年のジスプロシウム酸化物、最大15t/年のテルビウム酸化物、最大400t/年の高純度NdPr金属を生産できるように設計されており、NdPrの生産量は600t/年に増加する予定である。
 またRealloys社はSK州Saskatoonで約200t/年のDy金属、約85t/年のTb金属、約2.7千t/年のNdPr金属を生産する商業施設を計画しており、SRCの同施設をその前段階と位置付けている。また同社は同州でHoidas Lakeレアアース資産の開発を進めている。

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