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ニュース・フラッシュ

著者名: 鈴木 徹

Inco社、ニッケル市場の先行きは明るいとの予測

 Inco社では、2005年以降もニッケル市場がタイトであるとの見通しを立てている。その理由として、過去5年間にわたり、中国のニッケル消費の伸びが年平均で20%を超えており、減速の気配がないことを挙げている。中国では、さらに多くの製造工場やオフィスビルの建設、道路・鉄道等のインフラ整備が進んでおり、急速に都市化が進み中・・・ 続きを読む
鉱種:
ニッケル レアメタル
海外事務所:
調査部
担当者:
鈴木 徹

中国の蘭坪亜鉛精錬所、年産10万t精錬工程が完成

 業界誌等によれば、中国・雲南省の蘭坪亜鉛精錬所では、年産10万tの亜鉛精錬工程が完成し、当初10月に予定されている本格操業を前に、7月から試験生産が開始されている。完成式典は8月26日に開催された。試験操業に数か月間を要し、商業生産開始期限は設定されていない模様。2003年の蘭坪亜鉛精錬所の亜鉛地金生産量は1万tであ・・・ 続きを読む
鉱種:
亜鉛 ベースメタル
海外事務所:
調査部
担当者:
鈴木 徹

BHP Billiton社、長期にわたる中国等の消費の伸びに期待

 BHP Billiton社は、中国のGDPは2015年頃日本のGDPを上回り、2040年頃には米国のGDPも超えて世界最大になるとの予測から、銅、ニッケル、アルミ等の非鉄金属の消費増大が今後も長期間にわたって続くものと見ている。BHP Billiton社の中国向け売上高は、2002年度に3.71億ドルであったものが、・・・ 続きを読む
海外事務所:
調査部
担当者:
鈴木 徹

Vedanta社、インドにおける亜鉛製錬能力を拡大

 Vedanta社は、インド及び世界における亜鉛需要増加に対応するため、インドChanderiyaにおけるHindustan Zinc(Vedanta社が65%の権益を保有)の年間亜鉛製錬能力を17万t増強させ、57万tとすると発表した。製錬能力増強は2006年前半に開始され、2008年前半に完成する予定。これにかかる・・・ 続きを読む
鉱種:
亜鉛 ベースメタル
海外事務所:
調査部
担当者:
鈴木 徹

カナダ・Lundin Mining社、イランMehdiabad亜鉛プロジェクトに参入

 カナダLundin Mining社は、豪州Union Resources社の19.9%の権益を450万豪ドル(340万USドル)で取得したと発表した。Union Resources社は、イラン中部のMehdiabad亜鉛プロジェクトの現地操業会社であるMehdiabad Zinc社(MZC)の38%の権益を取得してい・・・ 続きを読む
鉱種:
亜鉛 ベースメタル
海外事務所:
調査部
担当者:
鈴木 徹

グリーンランド、Black Angel 亜鉛-鉛鉱山が再開か

 業界誌等によれば、1990年に閉山したグリーンランドのBlack Angel亜鉛-鉛鉱山が再開する可能性がある。かつてこの地域では平均亜鉛品位12%、鉛品位4%の鉱石が年間785千t採掘されており、最近の調査では、残存鉱量は3百万tで、このうち347千tが容易に採掘可能と見られ、さらに160千tが今後採掘可能とされて・・・ 続きを読む
鉱種:
亜鉛 ベースメタル
海外事務所:
調査部
担当者:
鈴木 徹

カナダTiberon Minerals社、ベトナムNui Phaoタングステン・蛍石鉱床の鉱業権を取得

 Tiberon Minerals社(加)は、同社が77.5%の権益を保有するベトナムのNui Phaoタングステン・蛍石鉱床に対する鉱業権を取得したと発表した。Nui Phao鉱床の確定鉱量と推定鉱量の合計は53百万tであり、品位は0.21%WO3,8.34%CaF2,0.19%Cu,0.21g/tAu,0.10%B・・・ 続きを読む
鉱種:
タングステン レアメタル
海外事務所:
調査部
担当者:
鈴木 徹

亜鉛鉱石不足は2~3年続くとの予想

 業界誌等によれば、今後2~3年にわたり亜鉛鉱石市場が緩むことはほとんどなく、2007~2008年まで亜鉛鉱石が供給過剰とはならないと見られる。これは、中国を中心として亜鉛の需要、製錬所生産能力は増大しているが、鉱山生産がこれに追いついていないことによるもの。 亜鉛鉱石不足の影響で、ロシアのChelyabinsk製錬所・・・ 続きを読む
鉱種:
亜鉛 ベースメタル
海外事務所:
調査部
担当者:
鈴木 徹

亜鉛、ニッケルは鉱石生産が伸び悩む

 業界紙等によれば、国際ニッケル研究会(INSG)情報として、世界の1~4月のニッケル需給バランスは1,900tの供給過剰となり、2004年同期の2,900tの供給過剰と比べ過剰量が減少していることが明かとなった。ニッケル地金価格が高騰しているにも関わらず、世界の1~4月のニッケル鉱石生産量は428.1千tで、2004・・・ 続きを読む
鉱種:
亜鉛 ベースメタル ニッケル レアメタル
海外事務所:
調査部
担当者:
鈴木 徹

中国では、今夏も電力不足の予測

 業界誌等によれば、中国では2004年夏のピーク時に35百万kWの電力不足となり、その後、発電能力を増強させたが、電力需要が2004年比12.3%伸びることから、2005年も夏のピーク時には30百万kWの電力不足となる見込み。石油化学、鉄鋼、セメント、機械製造、非鉄金属部門が電力を多く消費し、中国全体の電力の49.1%・・・ 続きを読む
海外事務所:
調査部
担当者:
鈴木 徹

亜鉛精鉱価格の高騰で中国の製錬所が打撃

 業界誌等によれば、中国の亜鉛製錬所は、亜鉛精鉱価格の高騰で利益が減少している。雲南省、甘粛省、湖南省等にある主要な亜鉛製錬所では、購入精鉱価格が最大24~36ドル/t上昇するという事態に直面している。製錬所の話では、製造コストが製品価格に限りなく近付いている。亜鉛精鉱価格の上昇は、亜鉛地金価格の上昇と比べて急速である・・・ 続きを読む
鉱種:
亜鉛 ベースメタル
海外事務所:
調査部
担当者:
鈴木 徹

Vedanta社、インドの亜鉛拡張プロジェクトを完了

 ロンドン市場に上場されているVedanta社は、インドにおける亜鉛拡張プロジェクトが予定通り完了したと発表した。同社のインドにおける亜鉛製錬能力は、170千t増強され、年間400千tとなった。新規の湿式製錬所は、最新のエネルギー・環境効率を備えており、同社のコスト競争力を一層向上させるものとなっている。このプロジェク・・・ 続きを読む
鉱種:
亜鉛 ベースメタル
海外事務所:
調査部
担当者:
鈴木 徹

中国の苦悩 ―鉱石不足で亜鉛製錬所生産量が頭打ち―

 中国では、亜鉛需要の拡大から、製錬所の生産能力が拡張しているにも関わらず、鉱石不足のため地金生産量が頭打ちとなっている。業界紙等によれば、2005年に中国の製錬能力は四川省、雲南省、陜西省、葫芦島などで2005年に合計440千t増加する。国内鉱石生産量は2005年第1四半期で前年同期比16.5%増の557千t(亜鉛純・・・ 続きを読む
鉱種:
亜鉛 ベースメタル
海外事務所:
調査部
担当者:
鈴木 徹

リオドセ、ブラジル最大のニッケルプロジェクトが進展

 リオドセは、初のニッケル採掘・処理プロジェクトとなるCarajas地域のNiquel Vermelhoに関するフィージビリティ・スタディを終了し、環境ライセンスの段階に入っている。リオドセによれば、プロジェクトの許可は今年得られ、2008年に生産を開始する見込み。Vermelhoはブラジル最大のニッケルプロジェクトで・・・ 続きを読む
鉱種:
ニッケル レアメタル
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調査部
担当者:
鈴木 徹

豪州で第6回探査管理者会議が開催

 業界誌等によれば、4月に第6回探査管理者会議が豪州シドニーで開催された。この中でWMC社探査部長のBarton Suchomel氏は、過去30年にわたり、ベースメタルの埋蔵量はほぼ維持されてきたが、今後もこれを維持するためには、2つのシナリオが考えられるとした。第一は政治状況等の改善により、まだ最新の探査技術が適用さ・・・ 続きを読む
海外事務所:
調査部
担当者:
鈴木 徹

加・Fraser Institute、2004/2005年における鉱業投資環境調査結果を発表

 カナダのFraser Instituteは、2004/2005年における調査結果を発表した。これは世界の鉱山会社259社(探査、開発、コンサルティング企業を含む)から得られた回答を基にして、世界の31か国、加12州、米14州、豪7州の計64国・州に関する鉱業投資環境について集計したものである。2004年の対象国は53・・・ 続きを読む
海外事務所:
調査部
担当者:
鈴木 徹

Xstrata社が2004年アニュアルレポートを発表

 Xstrata社(スイス)は、2004年のアニュアルレポートを発表した。原料価格の上昇を背景として、売上高は前年比47%増の64.62億ドルとなり、金利・税前利益(EBITDA)は同117%増の20.75億ドルであった。 同社の主要プロジェクトとしては、合金部門で南アフリカのLionフェロクロムプロジェクト、石炭部門・・・ 続きを読む
海外事務所:
調査部
担当者:
鈴木 徹

豪州の鉱物資源探鉱費が7.4%増加

 豪州連邦政府によるウェブサイト「Geoscience Australia」によれば、2003/04年度(2004年6月までの1年間)の豪州における鉱物資源探査のレビューについて発表があった。この期間に金、ベースメタル等の探査に786.7百万豪ドルが使われ、これは前期比7.4%増であった。新規鉱床探査と既知鉱床周辺探査・・・ 続きを読む
海外事務所:
調査部
担当者:
鈴木 徹

ベースメタル中、亜鉛の価格上昇ポテンシャルが最大

 業界誌等によると、Barclays Capital社は、ベースメタルの中で亜鉛の価格上昇ポテンシャルが最も高いと発表した。同社によれば、ベースメタルは全般に2005年第2四半期に今年最高値を記録し、2005年から2007年にかけて金属価格は年10%上昇するだろうと予測している。この価格上昇は、世界的な消費拡大により供・・・ 続きを読む
鉱種:
亜鉛 ベースメタル
海外事務所:
調査部
担当者:
鈴木 徹

Teck Cominco社、亜鉛は年末までに正常在庫量を下回るとの見通し

 業界紙等によると、亜鉛精鉱生産大手であるTeck Cominco社のマーケット・リサーチ部長は、トロントで開催されているPDAC(カナダ探鉱・開発協会総会)の初日に、亜鉛の在庫量(生産者在庫、消費者在庫、流通在庫にLME在庫を加えたもの)は、西側世界の亜鉛消費量の5週間分相当が正常であると表明した。亜鉛在庫量は、20・・・ 続きを読む
鉱種:
亜鉛 ベースメタル
海外事務所:
調査部
担当者:
鈴木 徹
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