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 No.12-41  10月31日

[ 中南米 ]
チリ:Anglo American、El Soldado鉱山、Los Blonces鉱山及びChagres製錬所で新労働協約に合意
チリ:チリ政府、原子力エネルギーについての調査を再開
ブラジル:MBAC社、Araxaレアアースプロジェクトの予備経済評価を発表
ブラジル:Para州、州鉱業税を66%引き下げ
ブラジル:BNDES、Sudeste港開発への融資を承認
ブラジル:CIF社、タンタルの長期供給契約を締結
ブラジル:CSA製鉄所及び米国圧延工場売却、Valeは関心なし
ペルー:Cerro Verde銅鉱山拡張投資額が増加
ペルー:環境大臣、EIA審査機関設立の重要性を主張
ペルー:Southern Copper社、プロジェクト工程延期の予定なし
エクアドル:国家発展改革委員会、中鉄建のMirador銅鉱床開発プロジェクトを承認
パナマ:Inmet社、Petaquilla社の買収オファーを増額
アルゼンチン:Orocobre社、Cauchariリチウム-カリウムプロジェクトの資源量を公表
アルゼンチン:Barrick Gold、San Juan州の地熱発電プロジェクトに資本参加
アルゼンチン:業種別給与水準で鉱業がトップ
メキシコ:加Mercator社、El Pilar銅プロジェクトが開発資金の不足により遅延
メキシコ:アナリストによると、加Chesapeake社のMetates多金属プロジェクトが買収ターゲットとなる
メキシコ:加Torex Gold社、Morelos金プロジェクトの開発資金383百万US$を調達
メキシコ:Grupo Mexico、2012年Q3の純益は前年同期比54%減の3億2,000万US$
メキシコ:Fresnillo社、2014年H2からSan Julián金・銀プロジェクトの生産を開始
メキシコ:Minera Frisco、2012年Q3は9,050万US$の純利益
メキシコ:Peñoles、2012年Q3の純益は前年同期比58%減の1億2,800万US$

[ 北米 ]
加:カナダ鉱業協会、鉱業ファイナンス専攻の学生向けに新たな奨学金制度設立
加:Pele Mountain社、Eco Ridgeレアアース・ウランプロジェクトから混合希土精鉱及びイエローケーキの生産に成功
加:Teck、2012年Q3収支報告を公表
加:Capstone社、ユーコン準州Minto銅鉱山の資源量更新
加:Rambler社、ニューファンドランド島のMing銅・金鉱山の商業生産開始

  [ 欧州・CIS ]
ロシア:Rusal、中国企業数社とシベリアでアルミ製錬所を共同建設
ロシア:Norilsk Nickel、2017年にインドネシアの銅生産施設第1期分を操業開始予定
ロシア:Norilsk Nickel、Rusalなどの大手各社が連邦経済発展省と協定に調印
ロシア:プーチン大統領、3か月以内にレアアース生産計画を策定・承認するよう政府に指示
ロシア:2012年1~9月のアルミ生産は0.9%増、ニッケル生産は1.8%減
ロシア:Norilsk Nickel、コラ採鉱冶金会社の銅カソード生産力増強へ

[ アフリカ ]
タンザニア:Dutwaニッケルプロジェクト、2016年に生産開始予定
タンザニア:Mkuju Riverウランプロジェクト、2013年に建設開始予定
アフリカ:UNECAとAngloGold Ashanti社、アフリカ鉱物資源技能イニシアティブを発足
南ア:ストライキによって、計101億ランドの生産ロスを計上

[ オセアニア ]
豪:クイーンズランド州がウラン開発を解禁
豪:連邦政府の2012年上半期経済・財政見通しにおける鉱物資源利用税(MRRT)税収予測
豪:Four Mileウランプロジェクト、建設を再開
豪:Pacific Aluminium社、Gove半島のボーキサイト鉱山・アルミナ精錬所の雇用を保証せず
豪・PNG:Newcrest、Lihir金鉱山及びCadia East金プロジェクトの生産拡張を発表
豪:主要鉱山会社の鉱物資源利用税(MRRT)の2012年Q1納税額はゼロ

[ アジア ]
中国:東陽光アルミ業株式有限公司、韶関市政府とレアアース産業団地を共同建設へ
中国:広銀アルミ業公司の傘下のアルミ高度加工プロジェクト、順調に進展
中国:新疆南部最大の卡特里西Qiemo銅亜鉛鉱山、正式生産開始
中国:酸化チタン産業「中国時代」の幕開け
中国:希土価格低下やまず、包頭稀土、再び生産停止
中国:江西銅業、金属レニウム試験生産で重要な進展


チリ:Anglo American、El Soldado鉱山、Los Blonces鉱山及びChagres製錬所で新労働協約に合意

 Anglo Americanは、同社が操業するEl Soldado鉱山、Los Blonces鉱山、Chagres製錬所の労働組合と予定よりも早く新労働協約に合意したと発表した。新労働協約に合意した3鉱山・製錬所の組合労働者は約2,000名、協約の期間は48ヶ月である。メディア報道によれば、今回の協約で4%賃上げ、ボーナス1,270万Peso(約2.6万US$)、300万Peso(約6,240 US$)の長期低利貸付が合意された。Anglo Americanが同様にチリで操業するMantos Blancos鉱山、Mantoverde鉱山の労働協約は2013年11月まで有効である。
 2011年のEl Soldado鉱山、Los Blonces鉱山を合わせた銅の生産量は26.4万t、Chagres製錬所の銅アノード生産量は13.8万tである。

(2012.10.23 サンティアゴ 縫部保徳) 目次へ
チリ:チリ政府、原子力エネルギーについての調査を再開

 メディア報道によると、チリ政府は東京電力福島第1原子力発電所事故後中止していた原子力発電導入可能性調査を2013年Q1中に再開すると発表した。同調査はMichelle Bachelet前大統領政権時代に開始され、同政権下では9回にわたり調査が実施された。Sergio del Campoエネルギー次官は、チリ国内のエネルギー不足緩和に向けて期待されていたCastilla火力発電所建設プロジェクト及びHidroAysen水力発電所建設プロジェクトが頓挫している状況から、将来のエネルギー確保の選択肢として原子力発電を消すことは出来ないと語った。さらにdel Campoエネルギー次官は、調査再開はあくまでも可能性分析のためであり、原子力発電導入に踏み切るかは将来の政権の判断に委ねられると述べている。最近の世論調査では、チリ国民の約84%が原子力発電所建設に反対している。
 チリでは電力需要拡大に合わせ、新規発電所の建設が必要とされているが、2012年8月には発電能力2,100 MWの石炭火力発電所の建設が予定されていたCastilla火力発電所建設プロジェクトが最高裁から凍結命令を受けるなど、今後の電力供給が不安視されている。

(2012.10.24 サンティアゴ 縫部保徳) 目次へ
ブラジル:MBAC社、Araxaレアアースプロジェクトの予備経済評価を発表

 MBAC Fertilizer社は、2012年10月16日、Araxaレアアースプロジェクトに関する、NI-43-101に基づく、予備経済評価技術レポート(Preliminary Economic Assessment)を発表した。これによると、同プロジェクトは、2016年Q1から生産を開始し、当初の鉱石生産量は120千t/年で、フェーズ1のレアアース酸化物生産量は8,750 t/年で、5年後からは17,500 t/年に引き上げる。また副産物として五酸化ニオブを当初740 t/年、5年後から1,832 t/年生産する。操業期間は40年として、初期投資額は4.06億US$、5年後の拡張のための投資額は2.14億US$である。キャッシュコストは、フェーズ1が10.50 US$/REO-1 ㎏、フェーズ2が9.6 US$/REO-1 kg、フェーズ3が12.2 US$/REO-1 kg、REOのバスケット価格は29.19 US$/kgとすると、NPV(10%エスカレーション)は9.67億US$、IRRは30%である。
 同プロジェクトは、鉱区面積が214 haあり、CBMMのAraxa鉱山、ValeのAraxa SSP鉱山と同じ、Barreiroカーボナタイトの中に発達する鉱床を対象としている。

(2012.10.29 サンティアゴ 神谷夏実) 目次へ
ブラジル:Para州、州鉱業税を66%引き下げ

 メディア報道によると、Para州政府は、2012年5月に導入を決めた州鉱業税の引き下げに関する条例(Decree)を承認した。現行の税率は州内での鉱物資源の生産に対し、鉱石1 t当り6.9レアル(約3.45 US$)を課税するものであるが、これを2.3レアル(約1.14 US$)に引き下げる。Para州は、Valeの鉄鉱石生産の中核である、Carajas地域があり、州鉱業税の税収の95%を負担する立場にある。Valeは、州鉱業税は違憲であり、法的手段に訴えるとして抗議していた。Para州の鉄鉱石生産量は、Minas Gerais州の67%に次ぐ、29%を占めている。また2011年のPara州の鉱産物の輸出は16億US$あり、州全体の輸出額の92%を占めた。

(2012.10.29 サンティアゴ 神谷夏実) 目次へ
ブラジル:BNDES、Sudeste港開発への融資を承認

 メディア報道によると、ブラジル国立経済社会開発銀行(BNDES)は、MMX社が進めるSudeste港(Superporte Sudeste)の開発資金として、9億レアル(約4.44億US$)の融資を行うことを承認した。同港は、MMX社がMinas Gerais州に保有するSerra Azul鉄鉱石鉱山の積み出し港として使用する計画である。現在、同鉱山の生産能力は8.7百万t/年で、輸出向け鉱石は、CSNがItaguaiに保有する積み出し港(Rio de Janeiro州)より出荷している。MMXは、2014年にかけて29百万t/年まで増産する拡張計画を進めており、2013年Q2からは、Sudeste港から出荷する。同港の当初の設備能力は50百万t/年であるが、将来的には1億t/年まで拡張する計画がある。MMXには、中国・武漢鉄鋼(Wisco)が17%、韓国・SK Networksが15%を出資しているが、最近、同社を保有するEBXグループは、保有株式を29.9%から46.1%に引上げている。 Sudeste港開発計画は、当初、EBXグループのPort X社のプロジェクトとしてスタートしたが、2011年に、MMX社に統合されて進められている。第1期の投資額は24億レアル(約12億US$)であり、BNDESの融資はインフラ投資向け融資の一部で、すでに8.75億レアル(約4.4億US$)が実行されている。BNDESのインフラ投資向け融資は、2011年は187億レアル(約94億US$)、2012年は234億レアル(約117億US$)に達している。

(2012.10.29 サンティアゴ 神谷夏実) 目次へ
ブラジル:CIF社、タンタルの長期供給契約を締結

 メディア報道によると、Companhia Industrial Fluminense (CIF)社(オランダ、Advanced Metallurgical Group (AMG)社の100%子会社)は、同社のMibra鉱山(Minas Gerais州Nazareno)からのタンタルの長期オフテイク契約を締結した。同社は、契約相手先を公表していない。
 同鉱山は、ペグマタイト中のタンタル、ニオブ、リチウムの生産を計画しており、タンタル生産は2013年Q2より開始するとされている。タンタル生産能力は、Ta2O5136 t/年とされている。また、AMG社は、同鉱山でのリチウム生産のパイロット試験を行っており、2010年にリチウム精鉱の生産に成功したと発表している。発表当時の計画では、2012年よりリチウム精鉱を生産能力36千t/年(Li2O品位6.5%)で生産するとされていた。2010年の情報によると、同鉱山の資源量は、21.6百万t(Li2O品位 1%)となっている。

(2012.10.29 サンティアゴ 神谷夏実) 目次へ
ブラジル:CSA製鉄所及び米国圧延工場売却、Valeは関心なし

 メディア報道によると、Tyssen Crupp社が売却を予定しているブラジルのCSA製鉄所(製鉄及び鉄鋼中間製品生産の一貫製鉄所)及び米国圧延工場(アラバマ州)の入札に対し、ValeのFerreira社長は、CSA製鉄所の株式を26.9%保有するValeは、残りのCSA製鉄所株式の買い取りには消極的であるとコメントした。CSA製鉄所及び米国圧延工場の売却には、韓国・POSCO、日本・JFEスチール等も関心を示しているとされている。

(2012.10.29 サンティアゴ 神谷夏実) 目次へ
ペルー:Cerro Verde銅鉱山拡張投資額が増加

 2012年10月23日付け地元紙によると、Freeport-McMoran Copper社は、Cerro Verde銅鉱山(Arequipa県)の拡張に必要な投資額が、40億US$から44億US$へと10%増加したことを発表した。同社CEOのAdkerson氏によれば、投資額の増加はコストや人件費の上昇が原因である。
 Cerro Verde銅鉱山は、拡張プロジェクトによって1日あたりの粗鉱処理量を12万tから36万tにするほか、2016年には年間生産量を銅6億lb(約27万t)、モリブデン1,500万lb(約6,800 t)とする計画である。拡張に向けた建設工事の開始は、当初計画通り2013年であるとしている。

(2012.10.29 リマ 岨中真洋) 目次へ
ペルー:環境大臣、EIA審査機関設立の重要性を主張

 2012年10月24日付け地元紙によると、Pulgar-Vidal環境大臣は、「持続的投資環境認証サービス局」(SENACE)の設立は、ペルーの環境政策にとって非常に重要な意味を持つとの考えを示した。SENACEは、大規模プロジェクトの環境影響評価(EIA)の審査・承認を目的とする機関として、8月27日にその設立法案が国会に上程され、同法案は国会の経済委員会及び環境委員会で現在審議が行われている。
 同大臣は、現在ラテンアメリカ諸国において環境政策は着実に普及しているとしてコロンビアやチリの環境政策・制度を取り上げた上で、ペルーにおいても、環境評価監査局(OEFA)が環境法規の遵守や環境政策の適用を保証しなければならないと述べた。その一方で、環境影響評価(EIA)に関しては、その内容に対する信用を回復しなければならないとの考えを示した。

(2012.10.29 リマ 岨中真洋) 目次へ
ペルー:Southern Copper社、プロジェクト工程延期の予定なし

 2012年10月25日付け地元紙によると、Southern Copper社のJacob金融部長は、現時点で同社が実施中のプロジェクトの工程は計画通りであり、同社は競争力のあるコストでプロジェクトを実施していることから、行程を延期する予定はないとの見通しを示した。
 同部長によれば、破砕機を更新し、1日あたりの粗鉱処理量を6万tから12万tへ倍増する計画のToquepala銅鉱山拡張プロジェクト(Tacna県)では、現在地域住民との対話を行っている段階である。ただし、本拡張計画に必要なEIAはまだ承認されていない。
 また、同社は、Tia Maria銅プロジェクト(Arequipa県)の環境影響評価(EIA)を現在作成中で、年内にも完成する見通しとしている。

(2012.10.29 リマ 岨中真洋) 目次へ
エクアドル:国家発展改革委員会、中鉄建のによるMirador銅鉱床開発プロジェクトを承認

 安泰科によれば、中国国家発展改革委員会は、4件の投資プロジェクトを承認した。その中に中鉄建銅冠投資有限公司によるエクアドルMirador銅鉱床開発プロジェクトも含まれている。
 Mirador銅鉱区は、もともとカナダのCorriente Resources社がエクアドルにある子会社(Ecuacorriente社)を通じて所有していたもの。2010年5月28日、中国鉄建及び銅陵有色金属集団持株有限公司がそれぞれ50%出資し、共同で中鉄建銅冠投資(カナダ)有限公司を設置し、1株当たり8.6 C$でCorriente Resources社を買収した。
 2012年2月4日、Mirador銅鉱床の開発環境アセスメント許可証を取得し、同年3月5日に、正式にエクアドル政府とMirador鉱区の開発に関する鉱業契約を締結した。
 現在、Ecuacorriente社が4ヵ所の鉱区を所有し、そのうちMirador鉱区で保有する鉱石埋蔵量は6.6億t、品位は銅0.53%、金0.17 g/t、銀1.41 g/tで、鉱区内の金属量は銅349万t、金112 t、銀927 tを見込んでいる。生産がフル稼動した後、年間で銅精鉱35.4万tを産出することになる。
 中国鉄建はエクアドル政府と署名した鉱業契約に基づき、2016年までに同鉱区で鉱石処理能力6万t/日、年間鉱石処理量2,000万tに達する露天掘り鉱山を開発する計画。予想投資額は17.2億US$である。

(2012.10.18 北京 篠田邦彦) 目次へ
パナマ:Inmet社、Petaquilla社の買収オファーを増額

 Inmet Mining Corp.(本社:トロント)は2012年10月24日、Petaquilla Minerals社に拒絶された全株式買収オファーを増額すると公表した。買収価格は同日付Petaquilla社普通株式価格1株当たり0.35 C$から71%増の0.60 C$、買収総額は2012年9月5日付け当初オファーの1.12億C$から約25%増加する。また、Petaquilla社によるポイズンピルの即時中止を検討するBC州証券委員会の公聴会が2012年10月30日に開催されることも公表された。
 Inmet社は同社が開発中のCobre Panama銅・金プロジェクトに隣接するMolejon金鉱山の所有者Petaquilla社を買収し、Molejon金鉱山の操業終了後に鉱山オペレーターの経験を同プロジェクトに生かす思惑がある。

(2012.10.29 バンクーバー 大北博紀) 目次へ
アルゼンチン:Orocobre社、Cauchariリチウム-カリウムプロジェクトの資源量を公表

 Orocobre社(本社:豪州ブリスベン)は、同社が権益の85%を保有するCauchariリチウム-カリウムプロジェクト(Jujuy州)の鉱物資源量を公表した。予測資源量として、かん水量2.3億m3、平均Li品位380 mg/l、平均K品位3,700 mg/l、炭酸リチウム換算47万t、カリウム160万tが見積もられた。今回公表された資源量は同社鉱区東側で実施した5孔のコアボーリングの結果に基づいており、資源量を見積もった区域北部のボーリング深度は平均170 m、南部では50 mである。本プロジェクトに隣接するLithium Americas社(本社:加トロント)のCauchari-Olarozプロジェクトのボーリング深度は450 mであることから、Orocobreは資源量のかなりの増加が今後見込めるとしている。
 Orocobre社はCauchariプロジェクトの20 km北側にSalar de Olarozプロジェクトを保有しており、2012年10月末までにフルスケールの建設に着手、炭酸リチウム(バッテリーグレード)生産は2014年4月に開始の予定である。Salar de Olarozプロジェクトには豊田通商が参画している。

(2012.10.24 サンティアゴ 縫部保徳) 目次へ
アルゼンチン:Barrick Gold、San Juan州の地熱発電プロジェクトに資本参加

 メディア報道によると、Barrick Goldは現地法人Minera Argentina Gold社を通じてSan Juan州Iglesia郡Despobladosの地熱発電事業に資本参加する。2009年、Sun Juan州電力公社はイタリアGeotermina Andina社と共同事業契約を交わしていたが、資金繰りがつかず頓挫していた。まず、地下の地熱貯留層を調査するための200万US$をBarrick Goldが投資する。
 Barrick GoldはSan Juan州においてVeladero金鉱山を操業、また、同州には開発中のPascua Lama金-銀プロジェクトもある。Veladero鉱山の2011年産金量は29.8 t。

(2012.10.25 サンティアゴ 縫部保徳) 目次へ
アルゼンチン:業種別給与水準で鉱業がトップ

 メディア報道によると、連邦歳入庁調査の業種別平均月給で鉱業は21,980 Peso(約4,637 US$)となり、業種別でトップとなった。全国平均は7,168 Peso(約1,512 US$)。2011年及び2012年上半期の平均月給は下表のとおり(単位Peso)。


部門 2011年 2012年
農牧・狩猟・林業 2,944 3,604
漁業 8,672 8,324
鉱業 18,456 21,980
製造業 6,717 8,286
電力・ガス・水道業 11,606 14,556
建設業 4,436 5,433
商業小売業 4,826 6,063
ホテル・レストラン業 3,323 4,031
運輸・倉庫・通信業 7,288 8,685
金融業 12,060 15,146
不動産・企業・賃貸業 4,886 5,896
政府・国防・社会保障 5,991 7,247
教育業 4,309 5,134
社会サービス・保健業 6,609 8,287
共同体・社会・個人サービス 5,336 6,657
組織・外国機関 9,092 10,677
その他 4,604 5,460
(2012.10.26 サンティアゴ 縫部保徳) 目次へ
メキシコ:加Mercator社、El Pilar銅プロジェクトが開発資金の不足により遅延

 2012年10月19日付け業界紙等によると、Mercator Minerals Ltd.(本社:バンクーバー)がメキシコ・ソノラ州に保有するEl Pilar銅プロジェクトは、開発資金の不足により開発が遅延している。同社は、2012年9月に新規資源量を公表した際に15か月の開発期間で操業を開始できるとしており、10月8日にはRMB社から30百万US$を調達しているが、開発資金は未だ十分ではない。
 同プロジェクトのマインライフ13年間の銅の平均生産量は、36.0千tと見積もられている。

(2012.10.29 メキシコ 高木博康) 目次へ
メキシコ:アナリストによると、加Chesapeake社のMetates多金属プロジェクトが買収ターゲットとなる

 2012年10月22日付け業界紙等によると、Mackie Research Capital社(トロント)のアナリストは、Chesapeake Gold Corp.(本社:バンクーバー)がメキシコ・ドゥランゴ州に保有するMetates多金属プロジェクトが買収のターゲットとなっている旨述べている。
 同プロジェクトは、精測及び概測資源量(含有量)が金591 t、銀16,143 t、亜鉛1,905千tと評価されており、2011年3月に公表されたプレ経済性評価によるとマインライフ20年間の年平均生産量は金23.1 t、銀603 t、亜鉛46.2千tとなっている。一方、初期の開発コストが31.8億US$と多額に上るため、同社が株式市場からの資金調達によって開発を進めることは困難であり、米州最大級の買収ターゲットとして注目されているとのことである。Chesapeake社によると同プロジェクトの生産開始までには、1年間のフルFS調査と3年間の開発期間の計4年間を要する。

(2012.10.29 メキシコ 高木博康) 目次へ
メキシコ:加Torex Gold社、Morelos金プロジェクトの開発資金383百万US$を調達

 Torex Gold Resource Inc.(本社:トロント)は、メキシコ・ゲレロ州に保有するMorelos金プロジェクトの開発資金383百万US$を株式市場より調達した旨2012年10月23日付け同社HPに公表した。
 同プロジェクトの金の精測及び概測資源量(含有量)は、149.3 tで、2013年半ばに開発を開始し、2015年から生産開始、2017年から2024年に年間平均で11.7 tの金を生産する計画となっている。

(2012.10.29 メキシコ 高木博康) 目次へ
メキシコ:Grupo Mexico、2012年Q3の純益は前年同期比54%減の3億2,000万US$

 Grupo Mexicoは、2012年Q3の業績を下表のとおり、2012年10月24日付け同社HPに発表した。金を除く金属価格の下落により、当期利益は前年同期比で大幅なマイナスとなった。なお、資本投資が前年同期比で62%増となっているのは、主に2015年までに段階的に銅の年間生産量を34万t増産するBuenavista銅鉱山への投資のためである。


(千US$) 2012年Q3 2011年Q3 前年同期比(%)
売上高 2,396,979 2,718,115 -12
販売費 1,210,743 1,312,807 -8
営業利益 666,223 1,223,447 -46
EBITDA 812,245 1,412,674 -43
当期利益 320,225 693,224 -54
資本投資 457,227 282,873 +62

生産量 2012年Q3 2011年Q3 前年同期比(%)
銅(t) 614,678 563,422 +9
モリブデン(t) 4,468 4,779 -7
亜鉛(t) 66,586 62,898 +6
銀(t) 11,417 10,713 +7
(2012.10.29 メキシコ 高木博康) 目次へ
メキシコ:Fresnillo社、2014年H2からSan Julián金・銀プロジェクトの生産を開始

 Peñolesの貴金属部門子会社(同社権益77.1%)であるFresnillo plc.(本社:ロンドン)は、メキシコのチワワ州とドゥランゴ州に跨がるSan Julián金・銀プロジェクトの開発を取締役会が承認した旨2012年10月25日付け同社HPに公表した。
 初期の開発コストは、500百万US$で、粗鉱処理量6,000 t/日の選鉱プラント及び3,000 t/日のリーチング・プラントを建設し、2014年H2に生産を開始する。初年度は銀177 t及び金40 kgを生産し、2015年以降、銀299 t及び金1.24 tを生産する予定となっている。

(2012.10.29 メキシコ 高木博康) 目次へ
メキシコ:Minera Frisco、2012年Q3は9,050万US$の純利益

 Grupo Carsoの鉱業部門子会社であるMinera Friscoは、2012年Q3の業績及び金属生産量を下表のとおり、2012年10月26日付け同社HPに発表した。同社は、金、銀、亜鉛等の生産量は大幅に減少したものの、営業外利益の増大により11億8,000万Peso(約9,050万US$)の純利益をあげた。なお、前年同期は、金属生産は好調であったものの、金属先物取引の損失、外国為替の損失及び高い利子によるファイナンシャル・コストの増大により赤字となっていた。今期の生産量減少は、El Coronel金・銀鉱山の大雨による減産、San Felipe金・銀鉱山の拡張に向けた一次的操業停止等による。
 同社は、世界的大富豪Carlos Slim氏のGrupo Carsoの鉱山会社で、2011年1月にメキシコ株式市場に上場し、メキシコにおいて、El Coronel金・銀鉱山、Asientos多金属鉱山、San Francisco del Oro多金属鉱山、Maria銅鉱山、San Felipe金・銀鉱山及びTayahua多金属鉱山の6鉱山を操業している。また、同社は、2012年10月、加AuRico Gold社からチワワ州のOcampo金・銀鉱山等を総額7億5,000万US$で購入することに合意している。


(百万Peso) 2012年Q3 2011年Q3 前年同期比(%)
売上高 1,906 2,279 -13
営業利益 479 836 -43
EBITDA 740 1,034 -28
当期純利益 1,180 -2

  2012年Q3 2011年Q3 前年同期比(%)
金(kg) 1,278 1,892 -32
銀(kg) 33,126 40,277 -18
銅(t) 5,845 5,465 +7
亜鉛(t) 14,352 20,249 -29
鉛(t) 4,769 5,212 -8
(2012.10.29 メキシコ 高木博康) 目次へ
メキシコ:Peñoles、2012年Q3の純益は前年同期比58%減の1億2,800万US$

 Peñolesは、2012年Q3の業績及び金属生産量を下表のとおり、2012年10月26日付け同社HPに発表した。今期の損益は、金属市況の下落により前年同期比58%減の16.7億Peso(約1億2,800万US$)の純益に留まった。


(億Peso) 2012年Q3 2011年Q3 前年同期比(%)
売上高 232.1 256.7 -10
EBITDA 61.4 94.3 -35
操業利益 39.8 78.6 -49
当期利益 16.7 40.1 -58

  2012年Q3 2011年Q3 前年同期比(%)
金(kg) 5,527 5,576 -1
銀(kg) 384,012 366,329 +5
鉛(t) 16,525 15,713 +5
亜鉛(t) 44,963 46,920 -4
銅(t) 3,381 3,347 +1
銅カソード(t) 5,784 6,749 -14
(2012.10.29 メキシコ 高木博康) 目次へ
加:カナダ鉱業協会、鉱業ファイナンス専攻の学生向けに新たな奨学金制度設立

 カナダ鉱業協会(Mining Association of Canada)は、2012年10月23日、鉱物資源経済でキャリアを求めるカナダの大学生に対して新たな奨学金制度を立ち上げたことを発表した。
 2006~2012年までカナダ鉱業協会の経済部門副会長を務めたPaul Stothart氏の名前を冠したPaul Stothart記念奨学金は、経済学の学部生もしくは大学院生、あるいはMBAを専攻する学生一人に対して年1回3,500 C$を与えるものであり、応募学生は現在または将来の専攻コースを通じて鉱物資源経済への関心について実証しなければならない。応募期間は2013年4月15日までで、年会において2013~2014年学期の奨学生が選考される予定である。

(2012.10.29 バンクーバー 片山弘行) 目次へ
加:Pele Mountain社、Eco Ridgeレアアース・ウランプロジェクトから混合希土精鉱及びイエローケーキの生産に成功

 Pele Mountain Resources Inc.(以下、Pele Mountain社)は、2012年10月24日、同社がオンタリオ州Elliot Lake近くに保有するEco Ridgeレアアース・ウランプロジェクトでのベンチスケール選鉱・製錬試験プログラムによりイエローケーキとともに混合希土精鉱の生産に成功したことを発表した。
 選鉱・製錬試験は、Eco Ridgeプロジェクトから採取されたHQサイズのボーリングコアを用いてサスカチュワン研究協議会(Saskatchewan Research Council)により実施された。本試験でPele Mountain社は、NI 43-101準拠の予備的経済性評価書に記載された処理工程の確認を行っている。処理工程は、浮遊選鉱、高磁力選鉱、酸による焙焼・浸出、浄液、ウランの溶媒抽出、混合炭酸希土精鉱の沈殿となっており、今後Pele Mountain社はパイロットプラント試験に向けた処理プロセスの最適化を進めるとしている。

(2012.10.29 バンクーバー 片山弘行) 目次へ
加:Teck、2012年Q3収支報告を公表

 Teckは2012年10月24日、2012年Q3監査前収支報告を公表した。Q3調整後収益は3.49億C$(前年同期7.42億C$)と前年比53%減となった。主な減少要因は、平均石炭価格の下落(2012年Q3:193 US$/t、2011年Q3:286 US$/t、前年比33%減)等商品価格の下落及び製鉄用石炭の販売量の減少(2012年Q3:5,546,000 t、2011年Q3:6,143,000 t、前年比10%減)によるもの。
 生産量は銅99,000 t(前年同期77,000 t)と前年比29%増、石炭6,322,000 t(前年同期5,952,000 t)は前年比6%増とその他の鉱種(亜鉛、鉛、モリブデン)も含め、全て増加している。
 同社CEOは「不透明な経済情勢による商品価格の下落や製鉄用石炭販売量の減少等により前年より利益は減少しているが、42億C$の現金残高を有しており、バランスシートは未だ強固である。」と述べている。

(2012.10.29 バンクーバー 大北博紀) 目次へ
加:Capstone社、ユーコン準州Minto銅鉱山の資源量更新

 Capstone Mining Corp.は、2012年10月25日、同社がユーコン準州で操業中のMinto銅鉱山の2つの新たな地区における資源量を発表した。
 2011年に発見されたFireweed地区及び2012年に発見されたInferno North地区における総額490万US$、29,500 mのボーリング探鉱プログラムの結果、概測資源量として銅量1億100万lb(約45,800 t)、予測資源量として銅量8,600万lb(約39,000 t)(いずれもカットオフ品位1.2% Cu)が新たに確認された。

Minto東鉱床のFireweed地区

カテゴリー 鉱量(千t) 銅品位(%) 金品位(g/t) 銀品位(g/t)
概測資源量 2,152 2.14 1.01 8.9
予測資源量 1,506 1.64 0.66 5.4

Minto北鉱床のInferno North地区

カテゴリー 鉱量(千t) 銅品位(%) 金品位(g/t) 銀品位(g/t)
予測資源量 688 2.06 0.82 6.5
(2012.10.29 バンクーバー 片山弘行) 目次へ
加:Rambler社、ニューファンドランド島のMing銅・金鉱山の商業生産開始

 Rambler Metals & Mining plc(以下、Rambler社)は、2012年10月29日、同社がニューファンドランド・ラブラドル州で操業しているMing銅・金鉱山について、11月1日付で正式に商業生産開始となることを発表した。
 Ming銅・金鉱山における商業生産は、生産開始以降、選鉱施設が60日間継続して設計生産能力の85%以上の能力で稼動することと定義されており、Rambler社では2012年11月1日で商業生産とすることに決定したとしている。2012年5月の生産開始以降、Ming鉱山では湿鉱量で7,300 tの精鉱(平均銅品位27%、金品位6 g/t、銀品位49 g/t)を生産し、そのうち6,225 tをTransamine Trading社に売却、1,250万US$を売り上げている。

(2012.10.29 バンクーバー 片山弘行) 目次へ
ロシア:Rusal、中国企業数社とシベリアでアルミ製錬所を共同建設

 安泰科によれば、ロシア企業Rusalは、中国企業数社とシベリアでアルミ製錬所を共同で建設することを発表した。同製錬所の年間生産能力は80万tに達する見込みで、水力発電が主要なエネルギー供給源となる。同社は、ロシア経済発展省との協力協議で署名を行い、その中に、中国企業との協力プロジェクトが含まれている。
 本協議に基づき、ロシア経済発展省は、プロジェクトを順調に推進するため、Rusalにコンサルタントサービス及び情報サービスを提供する。Rusalは、ロシア経済発展省に中国政府・企業との協力を深めるための関連情報及び計画案を提供することになる。

(2012.10.21 北京 篠田邦彦) 目次へ
ロシア:Norilsk Nickel、2017年にインドネシアの銅生産施設第1期分を操業開始予定

 2012年10月15日付け現地報道によると、Norilsk Nickel(本社:モスクワ市)は2017 年にインドネシアにおける銅製錬所第1 期(生産能力20万t)の操業開始を予定している。同社のロマン・パノフ海外生産拠点部長が言明した。
 同社とインドネシア企業PT Nusantara Smelting Corporationは2011 年5 月初めに、東カリマンタン州における精錬銅年産能力40 万t の銅製錬加工施設建設の協力を目的とするMOU に調印した。共同プロジェクトにおける権益配分が現在作成中の株主間協定の主題となる。またNorilsk Nickelは、原料の採掘・加工を含む銅資産の他に、ロシア鉄道の参加が見込まれる東カリマンタン州の鉄道建設プロジェクトの一環としてインドネシア国内の炭田開発プロジェクトも検討している。
 パノフ部長は「銅製錬施設プロジェクトの検討は鋭意進められている。2013年には製錬所の設計作業開始の準備が整い、製錬所の稼働規模・期間の合意に応じて操業開始の各種シナリオが検討されることになる。当社見解では、全てが計画通りに進んだ場合、製錬所第1期の最も現実的な操業開始時期は2017年である」と述べ、プロジェクトは2期から成り、銅生産能力は各期20万t/年であると付言した。
 今年10月12日、Norilsk Nickelはロシア連邦経済発展省との協定に調印しており、この協定の枠内で経済発展省が同社の対外経済関係確立と対外経済プロジェクト発展を支援する。
 パノフ部長は「経済発展省との議論も含め、当社が現在検討している問題の一つはまさにインドネシアにおける銅製錬施設建設の可能性である。現在プロジェクトは詳細検討段階に入っている。我々はプロジェクトのFS、条件を検討しており、経済発展省の支援を得て、プロジェクトの実現に弾みがつくのではないか」としている。
 Norilsk Nickelの見解では、製錬所の必要性はインドネシアで2009年に採択された法律第4号鉱業法に従い、採鉱企業はインドネシア国内で採掘品を加工する義務があるからである。完成品の主要輸出国とされているのは中国、日本、韓国である。
 Norilsk Nickelは、インドネシアにおける銅生産の垂直統合化及び製錬所に対する銅精鉱の安定供給を目的として、自前の鉱物原料基盤構築に向けた積極的取り組み、有望鉱床・エリアの選定、銅鉱床の地質調査と開発のライセンス取得を行っている。同社によると、現段階では地質調査プロジェクトへのPT Nusantara Smelting Corporationの参加は詳細検討の対象にはなっていない。
 また銅プロジェクト以外でも、Norilsk Nickelの専門家は、様々な調査段階にある原料炭の有望プロジェクト発掘に向け計画的かつ明確な目標を持った活動を行っており、インドネシアの石炭分野への参入可能性が検討されている。

(2012.10.28 モスクワ 大木雅文) 目次へ
ロシア:Norilsk Nickel、Rusalなどの大手各社が連邦経済発展省と協定に調印

 2012年10月16日付け現地報道によると、Norilsk Nickel、Rusal、Mechel、UAC、INTER RAO-Export、Power Machines、AvtoVAZ、Renovaの各社は連邦経済発展省との協力協定に調印した。
 ベロウソフ経済発展相は、対外経済活動支援に関するロシア大手各社との初の協定に調印した。協定がまず定めているのは、ロシア企業と外国政府機関との協力等において経済発展省が組織・情報・助言面の支援を行うこと、各種の政府間委員会や二国間協議のアジェンダにロシアのプロジェクトを加えることである。
 協定にはビジネス関連の「ロード・マップ」の策定や交渉における経済発展省の支援が盛り込まれている。調印された各協定は、個別プロジェクト支援に関する各社との具体的合意書の意味をもつものとなる。
 例えばNorilsk Nickelとの協定には、同社と外国パートナーとの対外経済関係確立及び発展に向けた措置の準備と実施における協力、同社の活動情報の海外普及が盛り込まれている。また南アの大規模プラチナ鉱床開発プロジェクト実施に対する支援が必要になる。同社のロマン・パノフ海外生産拠点部長は「当社は現在、より詳細な評価を行っている。プロジェクトが大規模なため、投資保険、ロシア開発対外経済銀行(VEB)経由の資金調達手段は当社にとって焦眉の問題となる」としている。
 また、Rusalとは、同社と中国のパートナーとの共同プロジェクト実施に関する協力協定に調印した。同省とRusalが特に緊密な協力を予定しているのは、地域の水力発電を利用した年産能力(見込み)80万tのアルミ製錬所をシベリアに建設するという中国側パートナーとの将来的な共同プロジェクト関連である。

(2012.10.28 モスクワ 大木雅文) 目次へ
ロシア:プーチン大統領、3か月以内にレアアース生産計画を策定・承認するよう政府に指示

 2012年10月17日付け現地報道によると、ロシアは、現在、中国の独占状態にあるレアアース市場における地歩固めを目標に掲げ、必要な予算措置を講ずる。
 ロシア政府は、2013年2月1日までにレアアース国内生産計画を策定・承認しなければならない。この指示は、2013年及び2014~2015年計画期間の連邦予算案に関する会議の結果を踏まえプーチン大統領が政府に出したもの。
 ロシア連邦下院経済政策委員会のイーゴリ・ルデンスキー委員長によると、連邦下院は先週、WTO加盟後の国内ビジネス支援に毎年50億ルーブルを追加で割り当てることで政府と合意に達した。同委員長によると、レアアース生産企業に対する割当は約5億ルーブルとなる。

(2012.10.28 モスクワ 大木雅文) 目次へ
ロシア:2012年1~9月のアルミ生産は0.9%増、ニッケル生産は1.8%減

 2012年10月18日付け現地報道に、連邦国家統計局のデータによるロシアの2012年1~9月の非鉄関連金属の生産実績が掲載された。
 それによると、アルミ新地金生産は0.9%増、ニッケル生産は1.8%減であった。また、亜鉛は1.6%増、マグネシウム18.8%増、チタン29.6%増となったが、鉛は6.4%減、銅6.5%減、コバルト5.6%減となった。

品目別非鉄金属製品生産
(2012年1~9月の前年同期比%)

ボーキサイト 97.8
アルミナ 98.6
アルミ新地金 100.9
アルミ圧延材(棒、形材) 91.3
アルミ圧延材(厚板、薄板、ストリップ) 88.8
アルミ箔 113.3
未加工鉛 93.6
亜鉛精鉱 104.8
亜鉛 101.6
銅精鉱 104.5
精錬銅 93.5
銅(棒・形材) 99.8
銅線 95.9
銅(厚板・薄板・ストリップ) 95.8
銅箔 105.6
ニッケル 98.2
コバルト 94.4
タングステン精鉱 88.8
マグネシウム 118.8
マグネシウム合金 123.8
チタン 129.6
チタン(棒、形材、線) 116.2

※記事には、相対値のみ発表

(2012.10.28 モスクワ 大木雅文) 目次へ
ロシア:Norilsk Nickel、コラ採鉱冶金会社の銅カソード生産力増強へ

 2012年10月19日付け現地報道によると、コラ採鉱冶金会社(Norilsk Nickel(本社:モスクワ市)の子会社)は製錬プラントの湿式製錬部門の生産力増強計画を作成した。その実施により湿式製錬部門の銅カソード生産量を年間1万4,000 tから1万8,500 tへと拡大することが可能となる。
 現在、製錬プラントでは銅カソードを2つの方法で生産している。4工程(溶解、転炉、乾式及び電解精錬)から成る従来の技術は、材料及び燃料消費が大きく、銅損失がある。湿式製錬部門が採用している「焙焼・リーチング・電解採取」技術の方が低コストで効率が良い。
 コラ採鉱冶金会社によると、この技術で連続作業を行うと、実質的に燃料が消費されず、ガス回収による硫酸製造率は上がり、銅損失も少ない。湿式製錬部門の生産力増強に向け、設備の追加や既存設備の一部交換も行われる。
 プロジェクト実施の暫定スケジュールでは、建設・設置工事及び試運転・調整作業の完了は2014年Q2を予定している。現在、作成した設計文書を審査に付すための準備が行われている。このプロジェクト実施に向けたコラ採鉱冶金会社の投資は1億6,000万ルーブルを超える見込みである。

(2012.10.28 モスクワ 大木雅文) 目次へ
タンザニア:Dutwaニッケルプロジェクト、2016年に生産開始予定

 各社の報道によると、African Eagle Resources社のAidan Schoonbee氏(プロジェクト総括責任者)は2012年10月24日、タンザニアで開催された「タンザニア鉱業・エネルギー・石油&ガス・インフラ会議」で講演し、同社がタンザニアに所有するDutwaニッケルプロジェクトに関して、2014年に建設を開始し、2016年から生産を開始する予定であることを明らかにした。Dutwaプロジェクトのニッケル資源量は1億1,000万t(品位0.9%)で、マインライフは20年以上とされている。環境及び社会的影響評価が完了した後、2013年には採掘権の申請が行われる予定である。

(2012.10.26 ロンドン 北野由佳) 目次へ
タンザニア:Mkuju Riverウランプロジェクト、2013年に建設開始予定

 各社の報道によると、Mantra Resources社のAsa Mwaipopo最高経営責任者は2012年10月24日、タンザニアで開催された「タンザニア鉱業・エネルギー・石油&ガス・インフラ会議」で講演し、同国南部に位置するMkuju Riverウランプロジェクトの建設を2013年に開始する予定であることを明らかにした。同氏は「酸化ウランの生産を開始する前に、建設作業を完了するために2年間を要する。(同プロジェクトでの生産が開始すれば)タンザニアは、ニジェールとナミビアに次いでアフリカ第3位のウラン生産国になるだろう。」とコメントした。

(2012.10.26 ロンドン 北野由佳) 目次へ
アフリカ:UNECAとAngloGold Ashanti社、アフリカ鉱物資源技能イニシアティブを発足

 国連アフリカ経済委員会(UNECA)と南アAngloGold Ashanti社は2012年10月23日、アフリカの鉱物資源開発に必要な人材及び能力開発を目的とした「アフリカ鉱物資源技能イニシアティブ(AMSI:African Mineral Skills Initiative)」の発足を発表した。AMSIは、UNECAとAngloGold Ashanti社が共同パートナーとなり設立したもので、アフリカの鉱業の発展を支援するために主に①鉱物資源に関連する広範囲な技能開発を促進する、②鉱業に関連する技能及び制度に関して全体論的視点を養う、③アフリカにある特定の鉱業教育機関を通して技能習得の支援を行う、といった3つの活動を行う。またAMSIは現在建設中のアフリカ鉱物資源開発センターの業務と統合される予定となっている。AngloGold Ashanti社はAMSIとアフリカ鉱物資源開発センターの統合のために100万US$を出資するほか、豪州政府も今後2年間で500万A$をセンターに出資し、AMSIとの業務統合を支援する。

(2012.10.26 ロンドン 北野由佳) 目次へ
南ア:ストライキによって、計101億ランドの生産ロスを計上

 南アのPravin Gordhan財務相は2012年10月25日、中期予算方針書(MTBPS)を発表し、白金及び金鉱山でのストライキや操業停止によって、2012年初めから集計時までの合計で既に101億ランド(約930億円)の生産ロスが発生していると発表した。また鉱山生産の落ち込みとストライキの拡散が、製造業、運輸業、サービス業といった関連産業の活動にも悪影響を与えた結果、同国のGDP、税収入、輸出、雇用が落ち込んだ。同相は「全ての有権者が教訓を学び、間違いを認識し、是正処置を取らなくてはならない。」とコメントした。

(2012.10.26 ロンドン 北野由佳) 目次へ
豪:クイーンズランド州がウラン開発を解禁

 2012年10月22日、クイーンズランド州政府は同州におけるウラン鉱山開発を認める方針であることを発表した。同州はウラン開発再開に向けて委員会を組織し、同委員会の議論を踏まえ3ヶ月後に正式にウラン開発を認めることを発表する予定である。同州のCampbell Newman首相は、当該方針は同州のウラン開発に携わる鉱山会社と連邦政府の強いサポートによって支えられていると述べ、先週、Gillard首相がウランの輸出を促進することを目的としてインドを訪問し、インド政府と議論を行ったことが今般の同州の方針決定に繋がったと述べた。地元紙は同州内のウラン資源の価値は180億A$になると報道している。同州においては1982年にMary Kathleenウラン鉱山が閉山して以来ウラン開発が認められていなかったが、約30年ぶりにウラン開発が再開することとなる。

(2012.10.29 シドニー 伊藤浩) 目次へ
豪:連邦政府の2012年上半期経済・財政見通しにおける鉱物資源利用税(MRRT)税収予測

 2012年10月23日、豪州連邦政府は2012年の上半期(7月~12月)経済・財政見通しを発表した。発表によれば2015/2016年度終了時までの今後4年間の税収は約200億A$となる見通しであり、うち鉱物資源利用税(MRRT)の税収を91億A$と予測している。これはMRRT制度の導入時に連邦政府が予測したMRRT税収134億A$の32%減となる数値である。また、連邦政府は2012/2013年度におけるMRRT税収額を当初予測額37億A$から約18億A$減額となる20億A$と下方修正した。

(2012.10.29 シドニー 伊藤浩) 目次へ
豪:Four Mileウランプロジェクト、建設を再開

 2012年10月24日、Four Mileウランプロジェクトの権益25%を所有するAlliance Resources(以下、Alliance社、本社メルボルン)は、同プロジェクトの権益75%を所有するQuasar社(米Heathgate社の子会社)の決定により、プロジェクトの建設を再び開始すると発表した。これまでの遅延はAlliance社の提案する大規模な同プロジェクト単独での操業に両者が合意できなかったために発生していた。
 スタートアップ計画では、2013年Q2にFour Mile East鉱床の操業を開始し、2013年Q4にFour Mile West鉱床の操業を開始するとなっている。また、操業の初期は、近接するHeathgate社のBeverly鉱山の処理施設を使用する計画で、この期間をフルスケールの生産に必要な設備を検討するための試験操業と位置付けている。年産212.8百万lbの酸化ウランを生産する計画。Alliance社は独立した施設を建設し、年産500万lbの生産を主張している。
 またAlliance社は、今回の建設再開の決定はQuasar社及びHeathgate社を相手とする訴訟に何ら影響を与えないとしている。

(2012.10.30 シドニー 栗原政臣) 目次へ
豪:Pacific Aluminium社、Gove半島のボーキサイト鉱山・アルミナ精錬所の雇用を保証せず

 2012年10月25日付地元紙等は、NT州Gove半島でボーキサイト鉱山及びアルミナ精錬所を操業するRio Tinto傘下のPacific Aluminium社が1,400名の従業員の雇用の保証を拒否したと報じた。Pacific Aluminium社は2012年1月に完了したGoveプロジェクトの再評価では経済状況の回復まで精錬所を一時休止する等のオプションも検討されているとしている。しかしながら、Goveの鉱山及び精錬所は3,800人のNhulunbuyコミュニティのバックボーンとなっており、NT州のTerry Mills首席大臣は操業の停止はもってのほかとした上で、今後は連邦のMartin Ferguson資源大臣とPacific Aluminium社を支援する方法を探っていくと述べている。

(2012.10.30 シドニー 栗原政臣) 目次へ
豪・PNG:Newcrest、Lihir金鉱山及びCadia East金プロジェクトの生産拡張を発表

 2012年10月25日、Newcrest Mining社はメルボルンで開催された株主総会において、自社の拡張プロジェクトについて報告した。
 Greg Robinson社長は、2010年に95億A$で獲得したPNGのLihir金鉱山について述べ、12億A$の拡張プロジェクトがまもなく完了し、年間の金生産量は60万ozから120万ozに拡張され、最終的には140万ozになる計画である、と説明した。また20億A$のNSW州のCadia East拡張プロジェクトについても言及し、本プロジェクトによりCadia Valleyの金生産量は50万ozから80万ozに増加し、2012年Q4から生産が開始されると述べた。

(2012.10.30 シドニー 栗原政臣) 目次へ
豪:主要鉱山会社の鉱物資源利用税(MRRT)の2012年Q1納税額はゼロ

 2012年10月26日付等地元紙は、豪州の主要鉱山会社であるBHP Billiton、Rio Tinto、Xstrataが2012年Q1(7月~9月)分のMRRT納税を行わなかったことを伝えている。Q1のMRRT納税期限は10月22日であったが、地元紙は、石炭及び鉄鉱石価格の低下、豪ドル高の影響により、これら各社にMRRTを支払う義務が発生せず、各社の今般のMRRT納付額はゼロであったことを伝えている。連邦政府Swan財務大臣は10月22日に今後4年間のMRRT税収見通しを、当初予測の134億A$から90億A$に下方修正したことを発表しているが、今般、Q1において主要鉱山会社のMRRT納税がなされなかったことに対し「Q1の税収は2012/2013年度の年間税収を推定するためには参考とならない」と発言している。他方、野党Toni Abbott党首は「MRRT制度によって豪州は投資環境等の観点から新たなリスクを負ってしまったが、同制度は収益を上げる観点からも失敗している」と発言し現政権を非難している。なお、Q1分のMRRT納税額は連邦政府が12月に発表する10月分財務報告のなかで正式に報告される予定である。

(2012.10.29 シドニー 伊藤浩) 目次へ
中国:東陽光アルミ業株式有限公司、韶関市政府とレアアース産業団地を共同建設へ

 安泰科によれば、広東東陽光アルミ業株式有限公司は、韶関市政府とレアアース工業団地に関する共同建設趣意書を締結し、全面的な協力関係を構築する予定。韶関市政府は、同工業団地の建設プロジェクトを重要プロジェクトの対象とし、工業団地が運営開始された後、企業誘致のための優遇措置を与える。同工業団地の建設は、広東省政府による承認を取得した後、正式な契約を締結する見込み。
 同工業団地の開発計画の総面積は5,000畝(約3,700 ha)、第1期の開発面積は3,000畝で、両者は積極的に国内のレアアース新材料企業を誘致し、レアアースハイテク材料・応用産業基地を構築する。同時に、韶関市政府は東陽光アルミ業による韶関市のレアアース資源の開発事業への参加を承認した。
 両者は、レアアース回収再利用企業を共同で設置し、同工業団地の中でレアアーススクラップ回収・製錬抽出プロジェクトを実施し、団地内のレアアース加工企業が加工時に出す廃棄物を勘案した価格で資源回収企業に販売し、団地内のレアアース資源の統一的な回収利用の実現を目指す。

(2012.10.19 北京 篠田邦彦) 目次へ
中国:広銀アルミ業公司の傘下のアルミ高度加工プロジェクト、順調に進展

 安泰科によれば、広銀アルミ業公司の傘下の年間生産能力50万tのアルミ高度加工プロジェクトが順調に進展している。同プロジェクトに対する投資総額は50億元(約8億US$)に達し、今後5年以内に試運転を開始する予定。同プロジェクトの中には、年間生産能力30万tのアルミ合金棒プロジェクト及び年間生産能力20万tのアルミ帯生産プロジェクトが含まれている。同プロジェクト第1期工事に対する投資額は12億元(約1.92億US$)で、年間生産能力12万tとなるアルミ合金棒プロジェクトを建設する。2012年3月に建設を開始し、生産能力は70 t/日となる見込み。

(2012.10.22 北京 篠田邦彦) 目次へ
中国:新疆南部最大の卡特里西Qiemo銅亜鉛鉱山、正式生産開始

 現地報道によると、2012年10月18日、新疆ウイグル自治区且末(Qiemo)県で、新疆保利深藍鉱業の年鉱石処理量30万tの銅亜鉛鉱山が正式に生産を開始した。この鉱山は卡特里西Qiemo銅亜鉛鉱山で、新疆ウイグル自治区が進めてきた重大プロジェクトである。
 同鉱山は東崑崙山脈の主峰の北の高山地帯に位置し、現在新疆で発見されている最大クラスの非鉄金属鉱山である。且末(Qiemo)から160 km離れた海拔3,800~4,300 mの場所で銅亜鉛の金属資源量23万tが発見されている。新疆保利深藍鉱業はまず年鉱石処理量30万tでスタートする。
 埋蔵量としては金属資源量40万tも有望視されていて、2期では鉱石処理量が60万tに増加する見込み。

(2012.10.22 金属企画調査部 渡邉美和) 目次へ
中国:酸化チタン産業「中国時代」の幕開け

 中国で「酸化チタン産業「中国時代」の幕開け」と題した報道があった。同報道によると、21世紀に入って以来、中国の酸化チタン産業は拡大基調をたどり、中国内の消費量はこの間4倍に拡大、世界的にも酸化チタン産業は「中国時代」に突入し、中国は生産能力と生産量で世界のトップに立ったのみならず、世界最大の消費国となり、技術、品質、輸出などの面でも飛躍を遂げていると報じている。また、以下の3点について中国の酸化チタン産業の動向を報じている。

① 世界シェア

 近年、中国の酸化チタン生産量は大きく拡大した。生産能力は2000年時点でわずかに34万t/年であったものが、2011年には243万t/年と、この間で7倍以上になっている。世界のシェアでも6.7%から20%以上に増加、生産量も2000年の29万tが2011年には175.5万tに増加した。特にルチル型の増加量が大きく、2000年の2.7万tから2011年には117.6万tとなり、酸化チタン全体に占める割合も9.41%から67%以上と3分の2に達している。


② 企業規模と産業集中度の向上

 2011年末現在、中国の酸化チタン生産企業は、1万t/年以上が40社、5万t/年の中規模企業が8社、10万t/年以上の大企業が3社となっている。2000年当時の70社と比べると、大幅に産業再編が行われた。


③ 輸出量の拡大

 中国の酸化チタンは輸入量が輸出量を上回って推移してきたが、2010年6月に至り、輸出入はバランスした。これは大きな品質の改善が達成されたためで、国際市場への輸出は絶えず増加してきた。2011年には輸出量は39.8万tに達し、輸入量の1.74倍となった。この年初めて酸化チタンの純輸出国となった。

(2012.10.23 金属企画調査部 渡邉美和) 目次へ
中国:希土価格低下やまず、包頭稀土、再び生産停止

 現地報道によると、内外の需要減少の影響を受け、希土価格は低下傾向が続き、2011年の底値に近づいているという背景の下、包頭稀土は、希土価格安定のため、再び1カ月の生産停止を決定した。
 これは同公司が2012年10月23日に発表したもので、同日から、同公司傘下での焙焼、製錬、分離などを1カ月の生産停止とするもので、南方希土の応用製品を生産する全南包鋼晶環公司、信豊包鋼新利公司の操業も含まれている。同時に、焙焼、製錬、分離などの企業への原料供給も停止する。
 包頭稀土は、2011年10月にも1カ月の生産停止を行っていて、今回の生産停止はこれ以来である。

(2012.10.24 金属企画調査部 渡邉美和) 目次へ
中国:江西銅業、金属レニウム試験生産で重要な進展

 現地報道によると、江西銅業が貴渓冶煉廠とともに開発していた金属レニウム試験生産で重要な進展があり、初の金属レニウム1.5 kgが回収された。
 レニウムは江西銅業の優勢な資源の一つで、同公司には3 t/年の回収能力があり、これまで同公司は主に石油化学工業での触媒用に99%のレニウム酸アンモニウムのみを傘下企業で生産していた。しかし、航空宇宙産業などで4Nの金属レニウム需要が高まり、同公司でも2011年11月以来、貴渓冶煉廠、北京北鉱新材料科技と技術開発を進めていたもの。この結果「イオン交換法」(注;原文の直訳)で製造した4Nのレニウム酸アンモニウムから4N純度の金属レニウムの生産に成功した。これは同公司の今後のレニウム事業にとって重要な進展となった。

(2012.10.24 金属企画調査部 渡邉美和) 目次へ
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