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ベースメタルの国際市場と需給動向(2004年9月)
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国際市場
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需給動向
9月のLME(London Metal Exchange)の月平均価格は、銅が3か月連続で上昇して1.7%増の2,894.86 USドル/tとなったが、ニッケルは前月に続き下落して13,277.27 USドル/t、亜鉛はほぼ前月と同じ975.18 USドル/tであった。月平均価格の変動は小さいものの、銅、ニッケル、亜鉛ともに9月中旬から価格が上昇し、今年最高値に迫った。その背景には銅、ニッケル、亜鉛の需給がタイトであるという事情があるものの、価格上昇の主要因はファンド資金の流入によるものとされる。2003年後半から2004年前半にかけてのベースメタル価格の上昇をもたらしたファンド資金は、8月以降、金属から石油に流れたとの観測が流れた。しかし金属から完全に手を引いたわけではなく、9月中旬から石油価格の上昇につられてベースメタル価格も上昇した。投機的な動きに影響されている現在の価格水準を行き過ぎと見るアナリストが多い一方で、タイトな需給バランスを理由に当面は高価格が続くとの予想も根強い。
| 平均価格(cash settlement, USドル/t) | 在庫(t) | ||||||
| 2003年 | 2004年8月 | 2004年9月 | 前月比 | 2004.8.31 | 2004.9.30 | 増減 | |
| Cu | 1,778.41 | 2,846.10 | 2,894.86 | +1.7% | 104,950 | 93,550 | -11,400 |
| Ni | 9,625.53 | 13,685.95 | 13,277.27 | -3.0% | 11,502 | 14,112 | +2,610 |
| Zn | 826.90 | 975.81 | 975.18 | -0.1% | 737,150 | 736,600 | -550 |

| 2004年1~7月の需給状況 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| (1) | 銅 |
| 【需要】 国別の1~7月需要量は、最大消費国中国が9.0%増、2位米国10.0%増、3位日本6.9%増、4位ドイツ1.2%増と軒並み好調で、世界計では前年同期比6.0%増の9,665千tであった。世界の需要を月別に見ると、3~5月が最も旺盛で1,400千t/月以上あったが、5月以降は1,300千t台に戻り、7月は1,327千tであった。注目される中国の需要動向であるが、7月の消費量は224.8千tで、前月比11.7%減、前年同月比19.1%と、消費が急減した。 【供給】 【需給バランス】 |
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| (2) | ニッケル |
| 【需要】 1~7月の消費量は1.3%増の724.8千tであった。消費量第2位の中国が12.6%増、3位米国が0.9%増、6位韓国が15.5%増となって、最大消費国日本の3.5%減、4位ドイツの1.8%減、5位台湾の3.9%減を補った。2003年後半からの高値の影響で、ニッケル含有量の低いステンレスの生産が主にアジアで増加し、またニッケルを含まないステンレスの生産も世界各地で増加し、消費を抑制している。国際ニッケル研究会は2004年のニッケル消費量は2.4%増の1,260千t、2005年は4.5%増の1,320千tと予測。 【供給】 【需給バランス】 【価格】 |
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| (3) | 亜鉛 |
| 【需要】 1~7月の精錬亜鉛需要は4.2%増の5,915千tであった。需要を地域別に見ると、最ものびたのは南北アメリカの10.4%増であった。2002年から2003年にかけて2ケタ前後の伸びを示したアジアは世界全体を下回る3.5%増に留まった。2002~2003年に16%増の中国が4.2%増に留まったこと、7~8%増のインドが4.7%増に留まったことが響いた。その一方で国際鉛亜鉛研究会は2004年通年の中国の需要増を10.4%と予測、インフラ建設向けメッキ鋼板需要の急増をその理由としている。 【供給】 【需給バランス】 【価格】 |


