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パプアニューギニア鉱業の現状について- 2011 PNG Mining Seminar “Mining Sector – Building a Nation” 参加報告-
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PNG Mining Seminarは、毎年豪州・シドニーとパプアニューギニア(以下PNG)・ポートモレスビー交互に開催されるPNG鉱山・石油協会が主催するセミナーで、鉱業に関するセミナー、石油・ガスに関するセミナーがそれぞれ2日間ずつ実施されている。2011年は11月29日から12月2日にかけて、政府関係者、鉱山会社、探査ジュニア企業、各種コンサルタント会社等を集めポートモレスビーにおいて開催された。参加者数は約600名で、ポートモレスビーでの開催ではこれまで最多となった。本稿では、“Mining Sector – Building a Nation”をテーマに開催されたMining Seminarを中心にPNG鉱業の現状について報告する。 Seminar 会場(2 階部分)となった Gateway Hotel の外観 セミナー会場内 |
1. PNGの鉱山
鉱業はPNG経済において大きな位置を占めており、PNGは輸出額の80%、税収入の3分の1を鉱業・石油業界から得ている。開会では、PNGのPeter O’Neill首相が、PNGにおいて鉱業・石油業界はこのおよそ10年間の経済を支えた最も積極的な牽引者であるとし、1990年代の経済破綻以来PNG経済の安定及び成長に貢献してきた業界に謝意を表した。首相は2011年8月の就任以来、天然資源セクターを国家発展のパートナーとしている。
PNG鉱山・石油協会のIla Temu会長は、2010年の鉱山生産量は、銅量約16万t(精鉱中の銅分)、金量2,151千ozで、金生産量は世界11位に相当すると説明した。PNGの主な操業鉱山を図1及び表1に示す。金は、2010年にNewcrest社によって買収されたLihir金鉱山(1997年操業開始、鉱物資源量8億3,000万t、金品位2.1 g/t)、Barrick Gold社のPorgera金鉱山(1990年操業開始、鉱石埋蔵量金量790万oz)等世界規模の鉱山が認められる。
図1. PNGの主な鉱山及び開発・探査プロジェクト位置(出典:PNG鉱山・石油協会講演資料)
表1. PNGの主な操業鉱山(講演順)
| 鉱山名 | 権益所有企業(権益:%) | 鉱種 | 生産量(oz) | 備考 |
| Ok Tedi | Ok Tedi Mining Ltd (PNG Sustainable Development Progarm Ltd 63.4%、 PNG Government 36.6%(PNG Government 18.3%、The Fly River Provincial Government 3.05%、Traditional Village Landowners 3.05%、Western Province CMCA Region 6.10%、 Western Province Non-CMCA Region 6.10%)) |
銅 | 130,456 t | 生産データは2011年1月~12月 (出典Ok Tedi Mining年次報告) |
| 金 | 417,236 | |||
| Porgera | Barrick Gold Corp 95%、 Mineral Resources Development Corp 5% |
金 | 500,000 | 生産データは2011年1月~12月 (出典Barrick Gold Corporation四半期報告) |
| Lihir | Newcrest Mining Ltd 100% | 金 | 790,974 | 生産データは2010 年7月~2011年6月 (出典Newcrest Mining Limited 四半期報告) |
| Sinivit | New Guinea Gold Corp 92%、 Gold Mines of Niugini Holdings Pty Ltd 8% |
金 | 5,895 | 生産データは2010 年1月~2010年12月 (出典New Guinea Gold Corporation 四半期報告) |
| 銀 | 629 | 生産データは2010 年1月~2010年12月 (出典New Guinea Gold Corporation 四半期報告) |
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| Simberi | Allied Gold Ltd 100% | 金 | 57,284 | 生産データは2011 年1月~2010年12月 (出典Allied Gold Limited四半期報告) |
| Hidden Valley | Morobe Mining Joint Ventures (Harmony Gold Mining Co Ltd 50%、 Newcrest Mining Ltd 50%) |
金 | 100,232 | 生産データは2010 年7月~2011年6月 (出典Newcrest Mining Limited 四半期報告) |
Temu会長によると、2010年の鉱山・石油業界からの税収は図2に認められるように14億7,120万キナ(約6億6,870万US$)と予想され、ロイヤルティは2億1,870万キナ(約9,940万US$)にのぼる(図3)。その他に、配当金(2億6,060万キナ)、インフラに投資した資金を法人税と相殺できる税額控除スキームを利用したインフラ整備、2010年には30,000人以上に及んだ雇用、教育及びトレーニング、新規関連事業及び農業の開発、医療サービス、地域インフラの整備等多くの分野で鉱業・石油業界からの波及効果が認められる。
図2. PNG鉱業・石油業界からの法人税額推移(出典:PNG鉱山・石油協会講演資料)
図3. PNG鉱業・石油業界からのロイヤルティ推移(出典:PNG鉱山・石油協会講演資料)
また、各鉱山会社は鉱山の操業状況等について講演を行った。
○ 2013年に閉山が予定されているOk Tedi銅・金鉱山は、Ok Tedi Mining社のNigel Parker最高経営責任者が講演を行い、現在7年間の操業の延長についてFSの最終段階を迎えており、2012年6月までに決定される予定と述べた。なお、2011年1月Inmet Mining Corporationが所有していた権益18%は3億3,500万US$で買い戻され、現在の権益保有割合は、PNG Sustainable Development Program Ltd 63.4%、PNG Government 36.6%(PNG Government 18.3%、The Fly River Provincial Government 3.05%、Traditional Village Landowners 3.05%、Western Province CMCA Region 6.10%、Western Province Non-CMCA Region 6.10%)となっている。
○ 2010年に開山20年を迎えたPorgera金鉱山からは、Barrick Porgera社のGreg Walker統括マネージャーが今後さらに10年以上続けられる予定の操業について言及した。現在、露天採掘10万t/日(金品位3.0 g/t)、坑内採掘2,200 t/日(金品位8.0 g/t)で操業されており、露天採掘の北側への拡張が予定されている他、既知鉱床深部への探鉱作業が続けられている。操業は、2020年までに露天、坑内採掘ともに終了し、その後2024年までストックパイルの鉱石を処理する計画となっている。
○ Lihir金鉱山については、Newcrest Mining社のJason Grace統括マネージャーによって情報が更新された。鉱物資源量8億3,000 t、金品位2.1 g/t、鉱石埋蔵量4億t、金品位2.4 g/t、2010年の金生産量807,000 ozのLihir鉱山は、2012年12月完工に向けた12 Mt/年の処理施設拡張工事を行っており、完成後は金の年生産量が20~30万oz増加する予定となっている。
○ 2010年9月に開山したばかりのHidden Valley金鉱山からはMorobe Mining Joint Ventures(Harmony Gold Mining Co Ltd 50%、Newcrest Mining Ltd 50%)のPeter Hanningan副支配人から活動状況について講演があった。鉱石埋蔵量(確定+推定)は687万t、金品位1.69 g/t, 銀品位32.25 g/t。他の会社の講演にも見られたが、プロジェクトが如何に地元経済、雇用、インフラ等に貢献しているか、環境に配慮しているかの説明がなされた。シェアホルダーだけでなくステークホルダーを考慮しないと、PNGでプロジェクトは行えない、とのコメントがあった。
2. PNGの鉱業政策
セミナーでは、PNGの今後の鉱業政策についても報告された。主な内容を以下に示す。
左からPNG鉱山石油協会Ila Temu会長、Peter O’Neill首相、Byron Chan鉱山大臣。
首相と大臣は2011年8月就任。2012年6月には選挙の予定だったが、2012年12月
以降に延期。
(1) O’Nill首相による政府系基金設立の提案
Peter O’Neill首相は開会挨拶において、今後10~15年にわたり新規鉱山開発・LNGプロジェクトからの巨額な資金の流入が見込まれることから政府系基金(Sovereign Wealth Fund、以下SWF)の設立を準備している、と述べた。O’Neill首相は、SWFはこれまでにない額の歳入を吸収し、インフレの圧力を避けるもので、現在公開協議中であり、Rabbie Namalie元首相が会長に就任するだろう、と説明した。
(2) 鉱物資源の所有権問題
Peter O’Neill首相は開会挨拶において、2011年8月にByron Chan鉱山大臣が表明した鉱物資源の所有権を土地所有者へ譲渡する計画があるとした件について、現行の法的枠組みを見直す予定はないと否定した。
Chan大臣自身も講演の中で、政府は鉱物資源の所有問題については非常に注意深く取り扱うことに留意しているとし、問題は利益の分配方法にあり政府は効果的な方法を検討している、と述べた。
PNG鉱山石油協会Ila Temu会長は、“鉱業及び石油業界の巨大企業は既にPNGに進出しており、鉱物資源の所有に関する法律に対して何らかの修正があれば彼らをこの国から撤退させることになる、と警告した。Temu会長は、土地所有者は資源開発から得られる彼らの利益に対して不満を述べているが、現行の法律の下で土地所有者の権利は、補償、ロイヤルティ、株式、さらに雇用、ビジネスディベロップメントの優先的な取扱いによって十分に認められており、問題は土地所有者への不正な課税、詐欺行為、汚職等にある、と述べている。
(3) 新政策
Chan鉱山大臣は、現在鉱業政策及び法律の見直し作業を行っているとし、Mining Act 1992、Mining (Safety) Act 1977及びMineral Policyの修正案の作成、さらにOffshore Mining Policyの法案を作成していると述べた。また、Mining Act及びMining (Safety) Actについては以下の新しい条項が提案されており、ほぼ確実に新しい法律に盛り込まれるだろうと語った。
Mining Act 1992
1) 鉱区管理
● オンラインでの申請及び承認を適用する。
● 鉱区状況により探鉱権の期間を現行の2年から3年~5年へ拡大する。
● 特別採掘権(Special mining lease)及び採掘権(Mining lease)を統合する。
● 特定の目的に応じて保有権(Mining retention licence)を承認する。
● 鉱区認可までの期間を国際標準に合わせる。
● 国の資本参加(30%まで権益を取得可)を法律に盛り込む。
2) 遵守要件
● 鉱業諮問機関の機能が適切に定義、説明される。
● 社会マッピング及び土地所有者の特定が法的に必要となる。
● ロイヤルティ条項が更新され、法律に盛り込まれる。
● 報告、監査の必要事項が拡大され、国の権限が定義される。
● 鉱業法違反に対する訴追について厳密に定義され適切な罰則が盛り込まれる。
● 鉱業制度の下での契約書及び同意書が厳密に定義され、各々の目的も明確になる。
● 閉山条項は採掘権の承認に必要な条件となり、閉山ボンドの拠出は義務となる。
● 鉱山廃棄物管理についても言及される。
● 各条項及び他の関連する法律との整合性を確認する。
3) 政策要件
● コミュニティへの説明、協議は義務となる。社会経済及び環境影響評価ガイドラインが作成される。
● 州政府及び土地所有者の参加が強化され、これによりプロジェクト開発の際により多くの説明、協議及び参加が可能になる。
● 国家裁判所の裁判外紛争解決(Alternative Dispute Resolution)プロセスと連携して紛争解決のガイドラインを作成する。
● 覚書に記載された義務事項に関する説明責任はそれぞれの義務に対する不履行を抑止する。
● 利益の分配については、曖昧さを避け一貫性を保つため明瞭に定義される。
Mining (Safety) Act 1977は、現在の鉱業界の世界的な変化に合わせて見直される。以前には含まれていなかった鉱物の抽出の際の安全条項等も盛り込まれる。また、新規に追加される重要な条項の一つは鉱害防止に関するもので、鉱山由来の有害な物質、排水のコントロールを確実なものとする。これには重い罰則も伴う。
3. PNGの探鉱プロジェクト
PNGでは、表2に示すステージの進んだ探査プロジェクトが進行しており、各社からの講演によってプロジェクトの情報が更新された。以下に各プロジェクトの概要について示す。特にWafi-Golpu銅・金プロジェクト(資源量で銅量900万t、金量2,660万oz)は、銅品位、金品位ともにGrasberg鉱山やOk Tediプロジェクトよりも高く、注目されている。
表2. PNGにおける探鉱ステージの進んだプロジェクト
| プロジェクト 名 |
権益所有企業 | 鉱種 | 探鉱ステージ | 場所 | 概要/最近の動向 (Mt:百万t) |
| Wafi-Golpu | Morobe Mining Joint Ventures
(Harmony Gold Mining Co Ltd 50%、 |
Au Cu | プレF/S | Morobe州 |
o 1977年に発見。 o 鉱物資源量:Golpu: 870Mt@0.69g/tAu, o 2012年6月に予定より半年遅れでプレFSを終了予定。 |
| Frieda River | Xstrata 81.82%、 Highlands Pacific Ltd 18.18% |
Cu Au Ag | DFS | Sandaun 州 |
o 鉱物資源量:2,090Mt@0.45%Cu, o FSの完了を2012年12月まで延期。 |
| Yandera | Marengo Mining Ltd 100% | Cu Mo Au | F/S | Madang州 |
o 精測鉱物資源量113Mt@Cu0.39%, o 概測鉱物資源量245Mt@Cu0.35%, o 予測鉱物資源量417Mt@Cu0.38%, o 2011年7月、China Nonferrous Industri’e o 資源量を計上しているYandera |
| Ramu | Metallurgical Corp of China Ltd 85%、 Highlands Pacific Ltd 8.56%、 Mineral Resources Development Corp 6.44% |
Ni Co | 開発 | Madang州 |
o 鉱物資源量:143Mt@1.01%Ni, o 2010年3月尾鉱の海洋還元施設の建設に対し仮差し止め請求がなされたが、2011年7月26日、Madang裁判所は請求を却下、2011年末再開に向け稼働。 o 2011年10月全ての認可取得。 |
| Solwara 1 | Nautilus Minerals Inc 70% Petromin PNG Holding Limited 30% |
Cu Au Ag Zn Pb | プレF/S | 海洋 |
o 概測鉱物資源量1.03Mt@7.2%Cu, o 予測鉱物資源量 o 2011年1月採掘権取得。 o 2011年4月、生産活動支援船をドイツの海運会社に183百万US$で発注。 o 2011年5月、150百万US$を増資。 o 2013年Q4生産開始を計画。 |
Hidden Valley鉱山を操業し、Wafi-Golpuプロジェクトの探査を実施中のMorobe Mining Joint Ventures(Harmony Gold Mining Co Ltd 50%、Newcrest Mining Ltd 50%)は、Wafi-Golpuを中心に北北西-南南西方向に伸びるWafi-Transfer Zoneに6カ所以上の斑岩型銅鉱床のターゲットを抽出している。その中のWafi鉱床の南西4 kmに位置するKesiago鉱徴地では掘進長327.4 mで金品位0.25 g/tの試錐結果を得ている。また、Golpu鉱床の北北東20 kmに位置するZimake鉱徴地には3×2 kmに及ぶ銅及び金の土壌地化学アノマリーが広がっている
また、講演ではPNGで活動するBarrick、Harmony Gold、ジュニア探鉱会社から探鉱状況の報告があった。主な会社を表3に示す。
表3. PNGにおけるその他の主な探鉱プロジェクト
| 企業名 | プロジェクト 名 |
概要/最近の動向 |
| Barrick | West New Britain JV |
o New Britain島のプロジェクト。 o CoppermolyとのJV。20M$の支出を完了し、2012年1月72%権益獲得。ただし、FSまでの探鉱費は全額負担。 o Simuku: 鉱物資源量:200Mt@0.47%CuEq o Nakru: 試錐により掘進長213.75m@0.92%Cu, 0.33g/tAu捕捉。ターゲットは50-60Mt@0.7-0.9%Cu。 |
| Kainantu |
o 2007年12月Highlands Pacificから141.5MUS$で購入。 o ターゲットは金に加え、斑岩型銅・金鉱床。 o 2012年から試錐再開予定。 |
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| Harmony Gold | Mt Hagen他 |
o 2003年からPNGにて探査。2008年にNewcrestとMorobe Mining JV設立。 o PNG本島3地区にて探査実施(1地区は鉱区申請中)。 o Mt Hagen: 試錐にて285m@0.1%Cu捕捉。 o 年間のグラスルーツ探鉱費は22MA$。 |
| Goldminex Resources |
Owen Stanley Awari |
o Hidden Valleyの南東方のOwen Stanley山脈沿い及びPorgera北東方に合わせて10鉱区10,700km2を所有。 o メインの探鉱エリアは、2011年からValeとJVを実施しているLiamu等、4プロジェクトを含む6鉱区。Valeは20MUS$の拠出で51%の権益取得(ただし、ニッケル及び小規模貴金属についてはGoldminex100%)。 o 2011年11月より4,000mの試錐プログラムを開始。 o 2012年は、Vale7MA$、Goldminex2MA$の探鉱費を拠出する計画。 |
| Papuan Precious Metals |
Mt Suckling New Hanover他 |
o ニューギニア島に7鉱区(うち2鉱区Petrominファームイン)、New Hanover島に2鉱区所有。 o Owen Stanley山脈沿いのMt Suckling地域Urua Creek金・銅鉱徴地では、トレンチ調査でフィリックゾーンに36m @ 0.72 % Cu, 0.97 g/t Au (incl. 12 m @ 1.13 % Cu, 2.03 g/t Au)の結果が得られていた。2011年9月から開始された総掘進長2,000mの試錐プログラムでは、掘進長70m@0.10%Cuの分析結果が得られている。 |
○ Goldminex ResourcesがValeとJVを行っているLiamuプロジェクトでは、2011年11月から5孔4,000 mの試錐プログラムを開始し、4月12日現在4孔終了している。
試錐調査の結果、Nesei鉱徴地で実施したNESDH001で掘進長30.8 m間で金品位0.21 g/t, 銅品位0.19%及び掘進長53.0 m間で金品位0.13 g/t,銅品位 0.14%の分析値を得ている。
おわりに
以前からPNGは資源ポテンシャルのある国として知られているが、同様に開発の難しい国としても知られている。Barrickは講演の中で、PNGにおけるチャレンジとして“Access”、特に①境界が登録されていない土地所有権、②部族内での競争・対立、③強硬な交渉テクニック、④探査活動と鉱山活動の混同、⑤労働、補償料の増大化、⑥鉱物資源の所有権を挙げていた。その他にも、法律・規則、手続きの遅滞、支出の増加(ヘリサポート、気候及び地形、限られたインフラ)等も問題とされた。また、政治的にも不安定で、2011年12月12日に出されたMichael Somare前首相の復職を求めた裁判所の判決に対し、翌日PNG議会の議長はこれを認めず、現職のPeter O’Neill首相の正当性を主張し、一時ポートモレスビーでは緊張が高まっていると報じられた。また、2012年4月5日には、2012年6月23日から7月6日にかけて実施される予定だった選挙が6カ月以上延期されることが決定された。
このように困難なことばかり目立つが、今回講演したHarmony Gold PNG ExplorationのHumphries探査担当役員は、「現在のところ当社のプロジェクトは他と比較して驚くような成果は得られていないが、Ok Tedi鉱山の発見から開発まで16年、Wafi-Golpu鉱床の場合、発見から34年が経過してもなお探鉱段階にあり、PNGでは長期的に戦略を持って探鉱を継続する必要がある」、と述べており、PNGではステークホルダーとの信頼関係を構築するためにも、長期的な戦略を持ってプロジェクトを推進することが重要なのかもしれない。また、資源確保の困難性が増している昨今、長期的な視野を持って取り組む必要のあるPNGのような国は増加していると思われる。


