報告書&レポート
2012年中国のステンレス鋼及び原料市場の現状
2012年3月21日~23日、浙江省舟山市の喜来登(Sheraton)緑城ホテルを会場として、「2012年(第5回)中国ステンレス鋼及び原料の市場検討会」(以下「検討会」と略す)が、中国有色金属工業情報センターが主催して開催された。 |
1. 中国のステンレス工業の発展とニッケル・クロム需要
(北京安泰科信息開発公司 主席アナリスト 徐愛東女史)
中国のステンレス鋼生産量は大きな成長を維持している。2010年にステンレス鋼の生産量は1,000万tを初めて突破、2011年には前年比17.1%増加し、1,446万tに達している。2012年の予想は1,600万tで、増加率は前年比10.6%である。
構成としてはニッケル系ステンレスが多くを占め、当年のニッケル価格と大きな相関をもっている。将来計画ではステンレス産品の中でニッケル系の300系ステンレスは安定的にその50%を占めていくと見られる。200系はシェアを継続して減少させると見られる。400系は当面増加し、5年後には安定的な増加に転じるであろう。
ステンレス鋼の急速な成長の過程でいくつかの特徴が(他の金属産業とは異なって)見られる。それは、比較的安価な原料、産業集中度の高さ、ニッケル・クロム資源の拡大、そして巨大な国内市場の存在である。
世界と中国のステンレス生産の推移を表1に示す。中国のシェアは2005年の13.2%から2011年の39.2%へ急増している。
表1. 世界と中国のステンレス粗鋼生産量の推移
単位:千t、%
2005年 | 2006年 | 2007年 | 2008年 | 2009年 | 2010年 | 2011年 | |
世界 | 24,319 | 28,359 | 27,836 | 25,930 | 24,578 | 30,687 | 32,110 |
中国 | 3,200 | 5,300 | 7,200 | 6,943 | 8,805 | 11,256 | 12,591 |
中国のシェア | 13.2 | 18.7 | 25.9 | 26.8 | 35.8 | 36.7 | 39.2 |
出典:International Strainless Steel Forum JOGMECにて作表
中国のステンレス生産と輸出入について最近の2010年と2011年の値を図1に示す。2年の推移で300系が大きく生産を伸ばしていることが分かる。
出典:中国特鋼企業協会ステンレス分会資料をJOGMECにて作図
図1. 中国のステンレス生産と輸出入
1-1. ニッケル原料
2005年以前の中国のニッケル生産の主力は、電解ニッケルとニッケル塩で、産品構成は比較的簡単だった。しかし、2006年のニッケル銑鉄の生産開始がこの局面を変えた。2010年に至り、ニッケル銑鉄の中国のニッケル生産に占める割合は50%にまで至った。2011年の予測ではニッケル銑鉄の生産量は24万tになると見られ、初めて電解ニッケルを上回り、重要な構成品となると見られている。このニッケル銑鉄の生産には、5年を経て問題点も現れてきている。というのは、全国に分布していた小高炉や小電解炉によるフェロニッケル生産では需要の増加を満たすことができず、模索期間を経て、RKEF精錬によるフェロニッケル生産が徐々に業界に受け入れられるとともに、大型のフェロニッケルプロジェクトとして採用されたのである。この国内で現在建設中のRKEF精錬によるフェロニッケル生産プロジェクトの生産能力は52万tに達している。このプロジェクトの半分でも生産開始に至れば、将来2、3年で中国のフェロニッケル生産はニッケル金属量で30万tも増加することになる。
1-2. クロム原料
フェロクロムの主な消費分野はステンレス業界で、フェロクロムの総需要量の90%を占めている。残余は特殊鋼や合金鋼である。クロムはステンレスの特性を決定する元素であり、どのようなステンレスもそれに応じたクロムを含んでいる。ステンレス生産でのクロム原料には2つの流れがある。1つはフェロクロムであり、もう一方はステンレススクラップである。通常1 tの300系ステンレスには180 kgのクロムを含む。同様に200系では140 kg、400系では170 kgのクロムが必要となり、ステンレス生産の急速な成長に伴い、フェロクロムの需要も拡大している。2011年の輸入精鉱は944万tに達し、同年に輸入されたフェロクロム180万tを精鉱換算すると396万tになり、合計するとクロム精鉱での換算輸入量は1,340万tになり、世界のクロム精鉱生産の44.5%を占める。
1-3. 結語
中国はニッケル・クロム資源が決して豊富な国ではなく、ニッケル・クロムの生産の急速な立ち上がりにより、原料の対外依存はますます高まっている。資源国の鉱業政策の緊張やステンレススクラップ供給の増加、そして環境保護圧力など、疑いなく、中国のニッケル・クロム生産の拡充に当たっては新たな挑戦をもたらしている。
第12次五カ年計画ではGDP成長率は7.5%とされ、2012年のステンレス生産量も小幅増加の1,600万tに留まると見られる。換言すれば、原料のニッケル・クロムの消費量の増分はそれぞれ、65万tと429万tと見られる。5カ年計画最終年までの成長を7%と仮定すると、中国のステンレス生産量と消費量は2015年には2,000万tと1,600万tになり、これによりニッケルとクロムの消費量の増分はそれぞれ、85万tと580万tになると見られる。
写真1. 発表する徐愛東女史 (安泰科提供)
2. 中国のニッケル鉱石輸入と海外投資
(墩峰控股 副総裁 王汝顔)
表2. 中国のニッケル鉱石輸入量の推移
単位:千t
2006年 | 2007年 | 2008年 | 2009年 | 2010年 | 2011年 | |
中国のNi鉱石輸入 | 3,778 | 15,564 | 12,318 | 16,421 | 23,000 | 48,000 |
出典:安泰科
近年、中国のニッケル鉱石輸入は急速に増加し、2009年には輸入量1,600万t、2010年には同2,300万t、2011年には同4,800万tになり、ラテライト鉱の長期にわたる輸入が、新たな問題に直面している。それらは、以下の通りである。
(1) 生産国政府の政策(注:最近のインドネシアの政策については別途JOGMECのニュースフラッシュ等の最新情報も併せて参照されたい。)
インドネシアの鉱石輸出規制の問題は以下の通り。
① 開発採掘ライセンスを保有していて、現在開発採掘を展開している企業については3年の猶予を与えて最終的に工場が建設されること(期限は2015年1月)
② ニッケル鉱石の開発採掘を計画していてライセンスを保有している場合は、4年の猶予を与えて最終的に工場が建設されること(期限は2016年1月)
③ ライセンスを有し、既にニッケル鉱石の輸出実績を有している場合は、2年の猶予を与えて最終的に工場が建設されること(期限は2014年1月)
(なお、検討会以後、この問題の影響予想について中国内の関係方面から得られた情報では、これらのインドネシアの政策の実行次第では、中国はニッケル銑鉄生産の原料不足を来たし、それに伴い中国内のニッケル銑鉄製造企業は現地への工場移転も考慮せざるを得ず、中国内のニッケル銑鉄生産量は急減する可能性があるとの見方もある。)
(2) 輸送安全の懸念
最近、ラテライトの対中国向け運搬船に関して、4隻がインドネシアとフィリピンで沈没する事件があった。これにより、中国の多くの海運企業と保険企業がラテライト鉱に関する業務を引き受けたがらないという事態が生じている。
沈没の原因として、ラテライトの水分遊離が船槽内の水位を高めたという。
(3) 品質管理上の問題
フィリピンでは未だに多くの鉱山企業で生産能力の割に完全で系統的品質管理がなされていない。
(なお、検討会以後、この問題の影響予想について中国内の関係方面から得られた情報では、特に大きな影響は考えられないとしながらも、鉱石の生産性が低下することも考えられるとしている。)
(4) その他
港湾と鉱山の距離に伴う船積みの問題や、鉱石価格決定に伴う水分とニッケル換算係数の折衝の難しさなどがある。
3. 世界のクロム市場の2012年展望
(クロム産業アナリスト 李強)
2011年の世界のフェロクロム生産量は1,050万tを突破し、その内少なくとも50万tは何らかの在庫となっている。2010年以前の中国のステンレス鋼産業は国外のフェロクロム供給に依存する点が多かった。2010年の中国のフェロクロムの国産品自給率は54%、2011年には同60%に上昇している。この結果、宝鋼、太鋼、酒鋼の輸入フェロクロム依存率は30%に低下した。2012年のフェロクロム見通しについては、まだ判然としない点はあるが、3,000万kVAの電力ショートという予測もあり、経済の趨勢は明るい点を見いだすことも難しく、供給過多気味のクロム系産業の形勢が続くと思われる。このことはクロム産業の大きな転換を示すことになるかもしれない。
第一に、クロム鉱石価格は、その価値に基づく価格決定の路線に回帰することになろう。これはトレーダーによる粉鉱石と塊鉱石の価格逆転をもたらしていたような不正規な体系による価格決定への見直しが自覚されるであろうことだ。
第二に、フェロクロムを巡る内憂外患では、外患が更に厳しい内憂をもたらすであろうことだ。中国のフェロクロム自給率は2010年末には50%を超え54%まで達し、この値は更に2011年では60%に達したと見られている。このことが中国のフェロクロム輸入量が増加せずとも2011年末には初めて30万tの社会在庫の存在を生ぜしめたのである。
世界のフェロクロム生産は増産傾向を続けていて、特に鉱石の産地ではその勢いが突出している。世界の消費量の伸びの最も大きな国は中国である。だが、その中国ではフェロクロムの自給率は70%に達しようとしている。毫も疑うことなく、中国国内生産の大部分のフェロクロムは中国内で消費され、更に世界中で増産されたフェロクロムも中国市場に照準を合わせている。間違いなく、中国外のフェロクロム生産の方が競争力をもっていることで、中国産フェロクロムの競争を激化させることになろう。これらから導かれる結論は、鉱石であろうとフェロクロムであろうと、更なる価格変動は免れ得ないことである。唯一予想できることは、断えず供給過剰の形勢が増していく市場の中で、偶然の因子による影響を除けば、価格は下降傾向を示すのみであり、その変動幅は時間の経過とともに縮小するであろうということである。
4. 中国のステンレス製品産業の発展動向
(中国五金製品協会ステンレス製品及び厨房設備分会 劉丹主任)
ステンレス製品産業の総生産高はほぼ8,000億元で産業に従事する企業数は50,000社前後存在する。
中国のステンレスの分野別消費量比率を表3に示す。(注:交通運輸の比率が低いことが特徴でもあるが、或いは「金属製品」に含まれているのかもしれない。また、実際にまだ低く発展の可能性があることも考えられる。分類の差異も考慮せねばならないが、日本では自動車+その他運輸装置で30%を超えている。)
表3. 中国のステンレスの分野消費量比率
単位:%
金属製品 | 建築 | 機械 | 白色産品 | 交通運輸 | その他 | |
中国の消費内訳 | 40 | 25 | 17 | 6 | 4 | 8 |
出典:劉丹、「ステンレス製品産業の発展現状分析」(2012年(第5回)中国ステンレス鋼及び原料の市場検討会)
また、冷延板材についての分野別ステンレス消費量を表4と図2に示す(検討会では2009年と2011年についての値は発表されていない)。家庭用品の比率が最も大きく33~35%で推移しているが、2007年~2012年で比率の大きな変化はない。
製品ごとの動向は以下のとおり。
① フェライト系は品種が増加するに従い、用いられる応用範囲は広くなり、増加率も比較的高い。
② 低ニッケル或いはニッケルフリーの合金は価格が安いため量的に増加している。
③ 新たな合金材料の応用も広がっている。
表4. 中国 のステンレス製品の分野別冷延板消費量
単位:千t
2007年 | 2008年 | 2009年 | 2010年 | 2011年 | 2012年 | |
建築 | 2,154 | 2,354 | 2,866 | 3,176 | ||
交通 | 2,652 | 2,725 | 発 | 3,296 | 発 | 3,269 |
工業設備 | 3,854 | 4,402 | 表 | 4,927 | 表 | 5,155 |
家庭用品 | 5,049 | 5,500 | な | 6,512 | な | 7,230 |
継ぎ目鋼管 | 902 | 906 | し | 1,044 | し | 1,033 |
その他 | 815 | 880 | 1,037 | 1,082 | ||
合計 | 15,425 | 16,767 | 19,680 | 20,945 |
出典:劉丹、「ステンレス製品産業の発展現状分析」(2012年(第5回)中国
ステンレス鋼及び原料の市場検討会)2012年は推定値
図2. 中国のステンレス製品の分野別冷延板消費量グラフ
(出典データは表4に同じ、JOGMECで作図)
また、社会的に関心を集めた話題として、2012年2月に蘇泊爾(Supor)公司製の鍋などのステンレス調理具で一時マンガンの析出懸念が騒がれた問題があった。この事件により、ステンレス製品に対してトレーサビリティを伴った販売商品体系が整えられることになった。
5. 中国の主なステンレス生産企業 (JOGMECによる追補)
表5に中国の主要なステンレスメーカーを掲げる。31企業の合計生産量は8,212千tで、これは2010年の中国のステンレス生産量11,256千tと比較すると、73%となる。
さらに上位10社で集計すると6,513千tとなり、全中国生産量の58%をカバーする。表5中の区分は企業web等から得た。高炉を有する鉄鋼メーカーがステンレスも生産している場合を「高炉系」とし、電炉によるステンレス生産を専業としている場合を「専業」として示した。特に高炉系による生産量が大きく、専業は生産量の少ないところが目につく。この分布からは今後の企業集約も考えられる。
表5. 中国のステンレススラブ等地金生産量 2010年
生産量の単位:(千t)
企 業 名 | 生産量 | 省 区 | 所在地 | 区分 | 備 考 | |
1 | 太鋼不銹鋼股份有限公司 | 1,690 | 山西省 | 太原市 | 高炉 | 太原鋼鉄集団 |
2 | 宝山鋼鉄股份有限公司 | 1,090 | 上海市 | 高炉 | 上海宝鋼集団 | |
3 | 聯衆(広州)不銹鋼有限公司 | 760 | 広東省 | 広州市 | 専業 | |
4 | 福建呉航不銹鋼製品有限公司 | 738 | 福建省 | 福州市 | 専業 | 中外合資 |
5 | 青山控股集団有限公司 | 637 | 浙江省 | 温州市 | 専業 | |
6 | 張家港浦頂不銹鋼有限公司 | 566 | 江蘇省 | 蘇州市 | 高炉 | 江蘇沙鋼集団 韓国POSCOと共同設立 |
7 | 酒泉鋼鉄集団有限公司 | 380 | 甘粛省 | 嘉峪関市 | 高炉 | 酒泉鋼鉄集団 |
8 | 温州瑞田鋼業有限公司 | 225 | 浙江省 | 温州市 | 専業 | |
9 | 内蒙華業特鋼股份有限公司 | 217 | 内蒙古自治区 | 包頭市 | 専業 | |
10 | 四川西南不銹鋼有限公司 | 210 | 四川省 | 楽山市 | 専業 | 四川金広実業(集団) |
11 | 寧波華光不銹鋼有限公司 | 173 | 浙江省 | 寧波市 | 専業 | |
12 | 東北特鋼集団有限公司 | 150 | 遼寧省 | 大連市 | 高炉? | もと大連鋼鉄集団等 |
13 | 永興特種不銹鋼股份有限公司 | 129 | 浙江省 | 湖州市 | 専業 | |
14 | 広西梧州市新盈特鋼責任有限公司 | 115 | 広西壮族自治区 | 梧州市 | 専業 | |
15 | 山東泰山鉱鉄集団有限公司 | 107 | 山東省 | 莱芜市 | 高炉 | 泰山鋼鉄集団 |
16 | 上海亜泰特鋼集団有限公司 | 103 | 上海市 | 専業 | ||
17 | 浙江友誼特種鋼有限公司 | 100 | 浙江省 | 紹興市 | 専業 | |
18 | 東南特鋼集団有限公司 | 90 | 浙江省 | 台州市 | 専業 | |
19 | 江蘇宝豊特鋼有限公司 | 80 | 江蘇省 | 塩城市 | 専業 | 巨星集団 |
20 | 東溢(佛岡)特種鋼製品有限公司 | 78 | 広東省 | 清遠市 | 専業 | |
21 | 寧波鄞州東盟不銹鋼製品有限公司 | 70 | 浙江省 | 寧波市 | 専業 | |
22 | 山東泉信不銹鋼有限公司 | 62 | 山東省 | 淄博市 | 専業 | 中外合資 |
23 | 浙江江浦不銹鋼製造有限公司 | 60 | 浙江省 | 嘉興市 | 専業 | |
23 | 上海其昌不銹鋼集団有限公司 | 60 | 上海市 | 専業 | ||
25 | 江西全南盛達建材有限公司 | 55 | 江西省 | 全南県 | 専業 | |
26 | 余姚浦寧不銹鋼有限公司 | 50 | 浙江省 | 寧波市 | 専業 | |
26 | 佛山市誠徳特鋼有限公司 | 50 | 広東省 | 佛山市 | 専業 | |
26 | 蘇州市長鴻特種鋼有限公司 | 50 | 江蘇省 | 蘇州市 | 専業 | |
29 | 浙江強達鋼管製造有限公司 | 44 | 浙江省 | 麗水市 | 専業 | |
30 | 寧波全興熱軋有限公司 | 40 | 浙江省 | 寧波市 | 専業 | |
31 | 安徽富凱不銹鋼有限責任公司 | 32 | 安徽省 | 宣城市 | 専業 | |
小計 | 8,212 |
出典:世紀昌盛鋼管の公開資料(http://www.sjcsgg.com/html/zx/143.htm)を基にJOGMECで加工加筆
図3に表5の中国のステンレスメーカーの分布を地図上に示した。ただし、工場所在地でなく、本部等の所在地で示している。
高炉系の鉄鋼一貫メーカーがやや内陸部に集中し、専業メーカーが沿海部に集中している様子が分かる。もともとの企業の成り立ちと歴史をそのまま反映し、それぞれの企業形態が国有企業(若しくはそれが母体)であるか民営企業かを表しているものと見なすことができる。特に専業が江蘇省南部から浙江省北部の上海付近と広東省に集中している様を明確に見ることができる。専業の沿海部集中は、海外からの原料輸入のためか、市場への対応か、理由は判然としない点もある。
図3. 中国の主要ステンレス生産企業の分布(JOGMEC作成)
6. まとめ
ニッケル価格の低迷、中国の経済の先行き見通し、大きなニッケル供給国であるインドネシアの政策など、中国ステンレス業界を取り巻く今後の活動背景もはっきりとはしない。
しかし、ステンレス生産でも大きなシェアを占めている中国の動向は、そのまま原料であるニッケル、クロム、マンガンなどの動向に影響する。また、昨今、錫の添加によるニッケル・クロム量を削減したステンレスも登場している。
今後も中国の動向に注視が必要な状況は、ニッケル等の大手消費分野である中国のステンレス生産においても変わっていない。