5月17日付けブラジル政府機関報道サービスAgencia Brasilによると、ブラジルMarcio Zimmermann鉱山動力大臣とイランAli Akbar Mehrabianエネルギー大臣は、民間企業も参加できる鉱業と地質についての協力合意書に署名した。 イランの首都テヘランを訪れたブラジルLula de Silva大統領は、両国の商業面での関係強化の一環として、ブラジル市場はイランのサービスや製品に対してオープンであると述べた。一方、イランMahmoud Ahmadinejad大統領は、イランはブラジルと長期的パートナーシップを強固にしていくことを決定したと述べ、両国間の貿易取引額がまずは100億US$となることを期待すると付け加えた。 Lula de Silva大統領のイラン訪問期間中に5件の協力合意書が締結された。
5月18日付け一般紙等によると、5月17日に中国国営の国家電力網公司がスペインの電力企業Cobra、Elecnor及びIsoluxから、ブラジル国内に有する7つの電力企業を30.97億R$(17.26億US$)で買収する契約を締結した。これは、現時点においてブラジルにおける中国投資では過去最高のものであり、買収額30.97億R$の中には13.05億R$の債務移譲が含まれている。 本契約については当局の承認を必要とするが、送電会社のRibeirão Preto、Serra Paracatu、Poços de Caldas、Itumbiara、Serra da Mesaの100%権益が移譲される予定である。 中国国家電力網公司は、中国国内の電力網の88%をカバーする世界最大の電力送配電企業である。 本契約は、同公司の子会社である国家電網国際発展有限公司(本社;香港)を通じて行われ、ブラジル電力部門への最初の投資である。
これまでのボ-リング結果からPhoenix Zone Aでは地表下約400m付近に富鉱部があり、北東-南西方向に250m以上の延長を有している。
2010年夏季ボ-リングは総掘進長20,000m 45孔を実施する予定で、3台の試錐機を投入し、Phoenix Zone A、その北東に位置するPhoenix Zone D、そしてPhoenix Zone Aの走向延長において確認されている物理探査異常域をそれぞれ探鉱する。探鉱費は7百万C$を見込んでおり、うち3.6百万C$をDenison Mines社が支出する。
各社報道によれば、マダガスカル政府(国家開発改革委員会:National Development and Reform Commission)は、Soalala鉄鉱床の開発について、武漢鋼鐵有限公司に探査ライセンスを発給した。 2009年9月、Soalala鉄鉱床の開発の国際入札が行われ、Hong Kong Wisco Gangxin Kam Wah Resourses社(本社:香港)が落札し、2010年5月8日に、政府と契約を締結し、探査ライセンスが発給されたもの。同鉱床の開発は、JVのメンバーである武漢鋼鐵が中心となって行うことになっていた。 また、同鉱床はFe品位35%で、3.6億tの鉱量を有し、同国では最大級の鉄鉱床で最も経済性があり開発が近いと言われていた。
各社報道によれば、中国は、2009年のモーリタニア産鉄鉱石の輸出先として欧州を抜き第一位となった。 2009年のモーリタニアの鉄鉱石輸出先の割合は、中国向けが58%、欧州向けが42%であった。なお、2008年の輸出割合は、欧州向けが77.4%、中国向けが22.6%であった。同国の鉄鉱生産は、国営鉱業公社であるSociete National Industrielle et Miniere(SNIM)が実施しており、2009年には、10.296百万tの鉄鉱を生産している。