ニュース・フラッシュ
2006年5月8日
アルマティ
酒田 剛
カザフスタン・Kazakhmys社、新部門のトップに前環境保護相が就任
地元業界紙等によれば、カザフスタンのKazakhmys社は新部門(Karagandaコンプレクス)のトップにKamaltin Mukhamedzhanov前環境保護相を就任させた。4月24日にOleg Novachuk財務担当役員が明らかにしたもので、KaragandaコンプレクスはKaraganda周辺のAbyz、Akbastau、Kosmurun、Nurkazganの各鉱山と、Karagaily選鉱所を資産管理する。これに伴い同社は、管理体制を従来の3拠点(Zhezkazgan、Balkhash、East Region)から1つ増やし、四半期報告などのレポーティングも4拠点に再編して行うとしている。1999年10月からKaraganda州知事を務めていたMukhamedzhanov氏は、2006年1月の組閣で環境保護相に任命されたものの、わずか2か月で辞任していた。
なお、5月2日に公表された同社の2006年第1四半期報告によれば、生産量は電気銅89.1千t(前年同期比6.6%減)、金属亜鉛18.2千t(同6.4%増)、銅精鉱95.0千t(同1.9%減)、亜鉛精鉱39.2千t(同73.5%増)、銀5.2百万oz(同5.0%増)、金35.1千oz(同74.6%増)であった。
