ニュース・フラッシュ
2006年7月11日
バンクーバー
宮武修一 2006. 7. 11 バンクーバー 室井エリサ
Trail製錬所に起因するコロンビア川汚染を巡る住民訴訟継続を認める判決
Trail製錬所(カナダBC州)におけるコロンビア川(カナダから米国ワシントン州に流れる)汚染問題に関し、総合的な調査を行うことでアメリカ環境保護庁(EPA)とTeck Cominco社は、6月2日、合意に至ったが、コロンビア川の周辺に住む先住民グループ、Colville Confederated Tribes はTeck Cominco社に対する訴訟の継続を求めており、7月3日、米連邦控訴裁判所はこれを認めた。同先住民グループは、Teck社のTrail製錬所がコロンビア川に排出し続けた亜鉛と鉛による汚染問題で争っており、他方Teck側はカナダで操業するカナダの企業はアメリカの環境法の対象にはならないと訴訟を退けるよう求めていた。
