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ニュース・フラッシュ

2007年6月5日 バンクーバー 武富義和

Cameco社(カナダ)、Kazatomprom(カザフスタン)とのウラン転換FS、ウラン増産に合意

 Cameco社は、カザフスタン政府が出資する原子力産業会社Kazatompromとの間で、U3O8からUF6へウランを転換する施設のフィージビリティスタディ(FS)並びにCameco社が60%、Kazatompromが40%の権益を持つジョイントベンチャーInkai(JVI)プロジェクトからのウラン生産を2倍に増産するというMOUを締結した。
 このMOUによると、Cameco社は、ウラン転換施設の建設に係るFSをKazatompromと共同で行い、同技術を提供することにより、権益の49%までを確保できるとしている。
  また、同MOUは、2008年からの商業生産を予定しているJVIでのウラン生産量を、5.2百万lb/年(2.4千t/年)から2010年には10.4百万lb/年(4.7千t/年)に増産する計画を含んでいる。なお、追加分についての権益比率は50%となっているので、Cameco社のウランの取り分は、3.1百万lbから5.7百万lbとなる。
 Cameco社は、カザフ政府の各種許可を取得し、2007年中にはこのMOUを正式な契約にしたいと考えている。

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