フィジー・Newcrest社、Namosi銅・金JVプロジェクトへ参入

　Newcrest Mining Limited(本社メルボルン、以下Newcrest社)は、7月19日、日鉄鉱業と三菱マテリアルのNamosi銅・金JVプロジェクト(フィジー)への参入に関して基本合意に達したと発表した。
　Newcrest社は、今後、4～5.5年にわたり探鉱支出を行い、プロジェクトの権益65%を取得、一方、日鉄鉱業は44,000t/年(JVの総生産量の最大20%)の精鉱買取の権利を得る。
　Newcrest社によれば、Namosi鉱床は、1989年にはWMC社(BHP Billitonに買収される)が金鉱化作用を対象に16孔のボーリングを実施、1991～1995年にはPlacer Pacific社(カナダ資本、Barrick Goldに買収される)がボーリング12,000mを実施し、露天採掘による銅・金鉱山として資源量900百万t・品位Cu 0.43%・Au 0.14g/tを計上、F/S調査も行っている。その後、2001年にフィジー政府によって入札が行われ、日鉄鉱業が権益を取得、51孔16,200mのボーリングを含む様々な調査が実施されている。