コスタリカ・ベジャビスタ金鉱山、地盤の変動により操業を中止

　グレンカーン・ゴールド社(Glencairn Gold Corp. 本社トロント)は、最近起こっている地盤変動のため、コスタリカ・ベジャビスタ金鉱山の操業を中止し、本件に関する技術的分析を完了し対応策が講じられるまで操業を再開しない旨、2007年7月25日付け同社HPに発表した。同HP発表の概要は以下のとおり。
　国内外のコンサルタントによる初期的な調査結果から、この地盤変動は、ここ数年間の異常な降雨量による地下水の飽和に起因するものと考えられている。リーチパットや堆積場の中では、年間1cm程度の地盤の変位が見られる箇所がある。現在、井戸を使った排水、地表水の制御等の対応策を講じているところである。コスタリカにおける地殻活動のパターン、鉱山周辺の地質構造及び専門家の意見を総合すると、現在のところ、突発的な地すべりが起こる危険はないと考えられる。しかしながら、継続的な小変動によってリーチバッドのライナーや排水システムが影響を受ける可能性があるため、全てのシアンを使用した操業の中止を決定した。本件に関する調査分析は数週間以内に完了するものと考えている。