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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2007年11月27日 北京 土屋春明

中国冶金建設集団公司、アフガニスタン銅鉱床開発権取得

 安泰科・中国有色金属工業協会からの情報によると、中国冶金建設集団公司(China Metallurgical Group)は2007年11月20日にアフガニスタンの銅鉱床開発権を競争入札で落札した。本銅鉱床は1974年発見され、アフガニスタンのカブール市東部のAynakに位置し、推定銅埋蔵量は1,300万t(金属量)である。中国冶金建設集団公司の本プロジェクトへの投資額は約30億US$で、5年間をかけて建設し、建設完了する後は毎年アフガニスタン政府に4億$を納付し、本鉱山を経営する。生産能力は200,000t/年を計画している。
 鉱業省のIbrahim Adel大臣は「これはアフガニスタンにとって最大の投資案件になり、10,000人が雇用されることになる。」と述べた。
 他の競争入札に参加した企業は、ロシアのBasic Element集団傘下のStrikeforce社、ロンドンのKazakhmys Consortium社、カナダのHunter Dickinson社及びアメリカのPhelps Dodge社の4社である。中国冶金建設集団公司のHPによると、本公司は既に海外の鉱業資源に10億US$を投入し、鉄鉱石、銅、金、ニッケル、亜鉛、アルミの資源開発を行っている。

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