キルギス：Kumtor金鉱山、政府とCenterra社(カナダ)の間で契約交渉延長に合意

　カナダ・Centerra社と親会社であるCameco社は、キルギス政府との間で現在協議しているKumtor金鉱山関連契約交渉の期限を延長すると発表した。
　契約交渉の内容は、Cameco社が保有するCenterra社のシェアを41%まで減らし、キルギス政府のシェアを29%まで増やすこと(残り30%は一般株主)、その見返りとして、キルギスにおけるCenterra社の鉱区を250km²まで増やすことを目的としている。当該契約交渉は2007年8月30日から2008年4月30日までとなっていたが、Centerra社が情報整理に更に数か月を要するとの判断を示したことから延長が決まった。
　Kumtor金鉱山の2005年の金生産量は15.6t｡その後、鉱山トラブル、岩盤崩壊により生産量が減少していたが、2008年は23.9tから25.8tの生産を見込んでいる。