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ニュース・フラッシュ

2008年3月28日 シドニー 永井正博

豪州:Toro社、Napperbyウランプロジェクト(北部準州)に焦点

 アデレードでのウランカンファレンスで、Toro Energy社(本社アデレード、以下Toro社)の社長Greg Hall氏は、アリススプリングスの北西150kmに位置するNapperbyウランプロジェクトの現状について報告した。
 Napperbyプロジェクトは、1970年代にUranerz社によって露天掘のプレFSがなされ、6,000tの資源量(U3O8)があるとされている。
 Toro社による2007年第4四半期のボーリング(332本)結果で走向方向2kmにわたり、既存鉱化作用に隣接して平均品位0.055%U3O8のウラン鉱化作用の広がりを確認した。
 更新された資源量は、2008年5月に公表される予定。2008年のボーリングでは、既存鉱化作用の65%をカバーする地域でグリッド状にボーリング探鉱を行い資源量確保を期待している。
 Hall氏は、Napperbyプロジェクトのウラン生産を2012年までに開始すると述べ、探鉱地はアリススプリングスと鉄道に比較的近く輸出市場に容易にアクセスできると述べた。

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