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ニュース・フラッシュ

2008年4月28日 ロンドン フレンチ香織

ロシア・アルメニア:2008年のウランJV事業開始に同意

 ロシア国営ウラン製造企業Atomredmetzoloto社(ARMZ)の最高責任者Vadim Zhivov氏とアルメニア環境相Aram Arutyunyan氏は4月23日、アルメニア南部のSyunik地方のウラン地質調査及び生産を行なう合弁企業Russian-Armenian Uranium Company社(RAUC)を設立しJV事業を2008年度末までに開始する合意書に締結した。
 報道によれば、アルメニアのウラン埋蔵量は少なくとも30千tを超え、ロシア側はこのプロジェクトへの投資準備は整っているとしている。RAUC社はparity basis(同等権益50:50を意味すると見られる)で設置され、3か月以内には登録される予定である。また、ウランの鉱業権は2008年度末までには取得する計画である。
 ARMZ社はロシアのウラン全資源を保有しており、カザフスタンでも数件のプロジェクトを有する。2007年5月にロシアとアフガニスタンが設立したIUEC(International Uranium Enrichment Center)にも、アルメニアは2008年2月に加盟している。アルメニアの新大統領Serge Sarkisyan氏は2008年3月23日、ロシアを公式訪問し、両国間の協力関係を強調している。

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