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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル レアメタル
2011年8月1日 モスクワ 大木雅文

ロシア等:中国、ブラジル、南ア及び韓国からのニッケル含有圧延製品に対し4.8~62.8%の関税を導入

 2011年7月22日付け当地報道によると、ロシア、ベラルーシ、カザフスタンの三国間関税同盟委員会は、2013年12月25日までの期間、中国、ブラジル、南ア及び韓国から輸入されるニッケル含有量2.5%以上の耐食鋼製のニッケル含有圧延製品(薄板又はロール)に対し、4.8~62.8%のアンチダンピング関税を課すことを決定した。
 課税率は、中国製品が29.9~39.1%、ブラジル製品が21.1%、南ア製品が33.3%となる。特に、韓国のPosco製品には最低税率、中国企業のDaimyung TMS及びTaihan ST Co.Ltdの製品には最高税率が課される。
 関税は、幅2,000 mm超、厚さ2 mm未満、長さ6,500 mm超の熱間圧延製品、厚さ0.3 mm未満又は3 mm超の冷間圧延製品、厚さ0.3 mm~3 mmで幅1,500 mm超の冷間圧延製品、ポリマー被覆圧延製品、多数の鋼種から製造された圧延製品には適用されない。

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