ニュース・フラッシュ
2011年8月17日
調査部
渡邉美和
ボリビア:中国・中信国安、Coipasa塩湖のカリウム塩への投資計画
中国の報道によると、2011年8月15日、中信国安傘下の中信国安集団公司(以下「国安集団」)とボリビア政府は、ボリビア国内のCoipasa塩湖の資源開発協定に向けての検討に入るとともに、国安集団とボリビア開発企画省との間で戦略的提携協議書に署名したと伝えた。
また、国安集団がCoipasa塩湖の資源量調査に向けてリスク評価・探鉱を行い、その結果は両者が享受することで同意した。探査に基づき開発可能な資源量が確認できれば、中国側はリチウム、カリウムの開発計画を策定し、生産への投資を行うことになり、将来的にそのためのJVを立ち上げる。
国安集団は中国中信集団公司の100%子会社で、中信国安と国安集団は共同で中国青海省において中信国安科技発展有限公司を設立し、塩湖の共同開発によりリチウム、カリウム、ホウ素、マグネシウムなどの資源産品の開発・生産などを行っている。
