ニュース・フラッシュ
2012年9月24日
ロンドン
北野由佳
DRCコンゴ:鉱山大臣、ルワンダ産の鉱物資源の通商停止を要求
各社の報道によると、DRCコンゴのMartin Kabwelulu鉱山大臣は、ルワンダ産の鉱物資源の通商停止を求める2012年8月29日付の手紙を米国証券取引委員会(SEC)のMary Shapiro委員長に提出した。国連の専門家グループが2012年1月に発表した報告書によると、DRCコンゴのKivu地方の反政府グループがルワンダ経由で紛争鉱物を非紛争鉱物と偽って輸出しているとされている。Kabwelulu鉱山大臣は手紙の中で「この状況に終止符を打つための方法の一つとして、北部及び南部Kivu地方で恒久的平和が構築されるまでの間、ルワンダ産の全ての鉱物資源の通商停止を行うということが可能である。」とコメントした。また、Kabwelulu鉱山大臣は同日の日付で英国の国際錫研究所(ITRI)にも手紙を出し、ルワンダにおける非紛争鉱物の認証制度に関する活動を一時停止するよう要請したとされる。
